コラム
新宿区で不用品回収を依頼するなら
新宿区は、東京都区部のほぼ中央に位置しています。
1991年に丸の内に在った都庁が、西新宿に移転。
その都庁舎が周囲の高層ビルと競うような高さを見せたことから、今では新宿の高層ビル群を象徴するような位置づけとなっています。
世界一の乗降客を誇り、巨大ターミナルとして知られるのが新宿駅。
その西側には高層ビルが建ち並び、東側には歌舞伎町という一大歓楽街を擁していることで知られています。
今回は、そんな新宿区のごみや不用品の回収事情をご紹介しましょう。
新宿区は武蔵野台地の東端に位置しており、台地からの河岸段丘を構成する崖地と、平坦な部分とで構成されています。
区域はアップダウンが激しくて、今では枯れてしまいましたが、窪地では滝が流れるような環境でもありました。
そんな江戸時代の新宿に、江戸幕府が整備した五街道のうち、甲州街道が開かれます。
しかしその甲州街道の起点である日本橋と、一番はじめの宿場であった高井戸宿との間に距離があったため、旅人たちは難儀をしていました。
はじめは正式な宿場ではありませんでしたが、周辺に民家ができたことで甲州街道や成木街道(現:青梅街道)を利用する人馬が休憩所として利用していたことから、「内藤新宿」と呼ばれるようになります。
その後、周辺の名主などが宿場開設を願い出て、正式に「内藤新宿」が宿場として開設されたのです。
新しい宿場町「内藤新宿」は、多くの人が行き交う街として発展してきました。
内藤新宿は江戸の新たな行楽地としても賑わい、昭和初期までにはすでに歓楽街としての原型が垣間見えるようになるほどでした。
鉄道が敷かれてからはますます発展し、今ではJRをはじめ、東京メトロや都営地下鉄各線、京王電鉄、小田急電鉄、西武新宿線など、交通の要衝にふさわしく数多くの路線が行き交っています。
では、そんな新宿区のごみ分別ルールがどうなっているのか、みてみましょう。
自治体での回収
新宿区ではごみの種類を、燃やすごみ、金属・陶器・ガラスごみ、資源(容器包装プラスチック、びん、缶、ペットボトル、スプレー缶・カセットボンベ・乾電池、古紙)、粗大ごみに分けていて、回収に出すにはそのルールに従って分別しなければなりません。
分別をきちんとしたうえで、決められた曜日に決められた集積所に出す必要があります。
※新宿区では可燃ごみ、金属・陶器・ガラスごみは、容器または中身が見えるごみ袋に入れて出すことが義務付けられています
燃やすごみ
※ちり紙、写真、感熱紙、窓付き封筒、湿布、乾燥剤、テレフォンカード、スニーカーなど
- ・生ごみ
- ・食用油
- ・紙くず、古紙回収に出せない紙類
- ・植木の葉・枝
- ・衣類、紙おむつ
- ・プラスチック製品
- ・汚れている容器包装プラスチック
- ・ゴム、皮革製品
- ・分別回収に出せないペットボトル
金属・陶器・ガラスごみ
- ・金属類(アルミホイル、使い捨てカイロ、傘など)
- ・陶器、ガラス、割れたびん(皿、鏡など)
- ・小型家電製品
- ・刃物、針、かみそりなど(厚紙などで包み「危険」と表示する)
- ・蛍光灯、電球
- ・使い捨てライター(必ず使い切り、別袋に入れ「ライター」と表示する)
- ・水銀温度計、水銀血圧計(中身の見える別袋に入れる)
- ・分別回収に出せないびん、缶
資源・容器包装プラスチック
※プラマークがついているもの
- ・ポリ袋類、フィルム
- ・トレイ類、パック類
- ・容器類、カップ類
- ・ボトル類(PETマークのペットボトルを除く)
- ・キャップ類、ペットボトル付属品
- ・緩衝材、梱包材(プラマークのないものもある)
→いずれも汚れているものは燃やすごみに出す
※CD、ビデオテープ、プラスチック製のおもちゃなどは燃やすごみ
※分別方法の詳細は新宿区のホームページで確認すること
資源・びん、缶、ペットボトル、スプレー缶・カセットボンベ・乾電池
- ・びん
→飲料、食品用、化粧品、飲み薬用など - ・ペットボトル (PETボトル識別表示マークのついたペットボトル)
→飲料、酒、みりん、醤油、醤油加工品、みりん風調味料、食酢など - ・スプレー缶・カセットボンベ・乾電池(マンガン、アルカリ、リチウム)
※汚れのとれないびん、缶、ペットボトル、薬品(飲み薬以外)のびん、
塗料の缶、ボタン電池などは金属・陶器・ガラスごみへ
資源・古紙
- ・新聞
- ・雑誌、雑紙
→雑誌、本、ノート、封筒、食品等の箱、包装紙、コピー用紙、ティッシュの箱(口のビニールはとる)、ラップ・アルミホイルの箱(金属部分はとる) - ・ダンボール
→「ろうびき」されているもの、金色・銀色の文字等の加工やアルミ加工がされているもの、油がしみこんでいるものは、回収できない - ・紙パック
→中にアルミの貼ってあるものは、燃やすごみに出す
※ひもで束ねて出すこと
※内側がコーティングされているもの、コート紙、感熱紙などは燃やすごみに出す
→詳細は新宿区のホームページで確認すること
粗大ごみ
※縦、横、高さ、いずれかの寸法がおおむね30cmを超えるものは粗大ごみ扱いになる
→解体したものでも粗大ごみ扱いになる
※粗大ごみは有料で、一般ごみと一緒に集積所へは出せない
粗大ごみの受付センターに事前に申し込む必要がある
なお、テレビ、冷蔵庫、エアコン、衣類乾燥機など、家電リサイクル法で定められた家電製品は、自治体での回収を行っていません。
問い合わせると家電リサイクルセンターを紹介されるので、手順などの案内を受けられます。
※変更されている可能性もありますから、詳細は必ず新宿区のホームページなどで確認してください。
不用品回収業者の場合
新宿区は粗大ごみ受付センターを14区で共同運営していて、かなり繁忙となっているようです。
一方、不用品回収業者に回収を依頼した場合はどうかというと、自治体のように混順番待ちをする必要がないので、希望の日時での回収が可能です。
自治体に回収を依頼した場合、重い粗大ごみを自分で収集場所まで運び出さなければなりませんが、業者であればスタッフが行いますからその必要もありません。
1人では持ち上げられないようなものでも、スタッフが部屋から運び出してくれるのは、心強いですよね。
また、もし小さな不用品が数多く手元にあって、分別するのが大変だという場合、不用品回収業者に依頼してみると良いでしょう。
なぜなら、自分で分別する必要がなく、不用品をそのまままとめて渡してしまえるから。
大きな粗大ごみが1点だけだという場合には、自治体の回収が安価なのでおすすめですが、不用品の処分を急いでいる場合や、重いものを運べる状態ではない時には、業者に依頼するのがおすすめです。
有料ではありますが、分別の手間や収集場所へ運び出す手間が省けるというのは、とても嬉しいサービスではないでしょうか。
このように、特に粗大ごみになるようなものや細かい不用品がたくさんある場合には、業者へ依頼するのがおすすめです。
ただ、不用品回収業者は増えていて、中には悪質な業者もいるので注意が必要です。
「どんな不用品でも無料で回収します」などというアナウンスを流しながら住宅街を軽トラックで回っている業者がいますが、高額なオプション料金を請求されたなど、トラブルの相談が多く寄せられているようです。
なお、不用品回収を業者に依頼する場合、特に不用品の量が多い場合には、必ず3社程度から相見積もりを取り、費用やサービス内容を比較してから選んでください。
この山盛りの不用品をどうしようとお悩みなら、優良な不用品回収業者に依頼してみてはいかがでしょう。