コラム
港区での不用品回収とは
東京・港区といえば、青山や六本木、赤坂などが在るおしゃれな街というイメージですよね。
エリア内には商業施設やオフィスと共に、昔から住んでいる人も多く、賃貸物件などもみられるエリアです。
街がおしゃれであろうとなかろうと、生活していれば出るのが不用品です。
引っ越しなどで不用品が出た場合、それをどう処分したら良いのか戸惑ってしまうこともあるでしょう。
ここでは、港区での不用品回収はどう進めたらよいのかを、ご紹介していきましょう。
港区は東京都区部の中央に位置していて、東京湾に接している区域の東側にお台場などのエリアがあります。
海に面していない他の区域は中央区や千代田区、新宿区や渋谷区などに接していて、最近開業した山手線の新駅・高輪ゲートウエイ駅も、この港区に属しています。
港区には企業の本社なども多く、オフィス街や商業施設、ホテルなどと共に、赤坂御用地や大使館も在り、古くから外国人も多く見かける地域。
また、江戸時代から武家屋敷や町人街が混在したエリアで、空襲を免れて残る家や、古くから住んでいる人が落ち着いた雰囲気を作り出してもいます。
港区も他の自治体と同じく、一般的なごみや不用品の回収は自治体が行いますが、企業や店舗などは、事業者向けの業者にごみの回収を依頼しています。
とはいえ、一般の家庭は不用品の回収を業者に依頼できないということではありません。
では、不用品の回収は自治体と回収業者と、どちらを使うべきなのでしょう。
そこで、自治体のごみ収集の利用と回収業者への依頼の違いを、下記にまとめてみました。
自治体での回収
港区ではごみの種類を、可燃ごみ、不燃ごみ、資源プラスチック、資源、粗大ごみに分けていて、回収に出すにはそのルールに沿って分別しなければなりません。
分別をきちんとしたうえで、決められた曜日に決められた集積所に出す必要があります。
可燃ごみ
→30cm以下に切る
→汚物は取り除く
→サッカーボール、野球のグローブ、バッグや靴など
→汚れの落ちないプラスチック、CD、ビデオテープなど
不燃ごみ
→鍋、傘、アルカリ・マンガン電池、携帯カイロ、針金のハンガーなど
→コップ、手鏡、化粧品のびん、蛍光灯など
→皿、茶碗、植木鉢など
→ガスボンベ、ライター、スプレー缶、包丁など
→アイロン、ドライヤーなど
資源プラスチック
→わさび、マヨネーズ、ジェルのボトルなど
→洗剤やシャンプーのボトルなど
→ペットボトルのふた、シャンプーボトルのふたなど
→菓子袋、レジ袋、ラップ、ペットボトルのラベルなど
→カップ麺の容器、卵のパック、ヨーグルトの容器、納豆の容器など
→食品トレイ、弁当の容器など
→発泡スチロール、CDケース、エアキャップなど
→ストロー、スプーン、プラスチック製のハンガーなど
※上記で汚れが落ちないものは可燃ごみへ
資源
→ペットボトルマークがあるもの 無いものは資源プラスチックへ
→それぞれ種類ごとにわけ、紐でしばる
粗大ごみ
一辺の長さがおおむね30cmを超えるものは粗大ごみ扱いになる
※粗大ごみは有料で、一般ごみと一緒に集積所へは出せない
区の粗大ごみ受付センターへ申し込む必要がある
なお、テレビ、冷蔵庫、エアコン、衣類乾燥機など、家電リサイクル法で定められたこれらの家電製品は、自治体での回収は行っていません。
区に問い合わせると家電リサイクルセンターを紹介され、手順などの案内を受けられます。
※変更されている可能性もありますから、詳細は必ず港区のホームページなどで確認してください。
不用品回収業者の場合
不用品回収業者へ依頼した場合の一番の利点は、粗大ごみなどを集積所まで運ばなくてもいいことです。
タンスのような大型の家具でも部屋から運び出し、トラックに積み込むまで全て業者のスタッフが行います。
また、引っ越しや実家の整理などで細かい不用品がたくさんある場合でも、港区のルールに従った分別作業などは必要なく、全てまとめて回収業者が引き取る形になります。
無論、曜日や回収時間などの融通もきくので、自治体の回収のように曜日を待ったり、申込みをして順番待ちをする必要もないのです。
勤めがあって週末しか不用品整理の時間が取れない場合などは、中々整理が進まず気が滅入ってしまうことがあるかもしれませんが、回収業者へ依頼をすれば、大体の場合は数時間程度、よほど不用品が多くても1日あればしっかり回収を完了してしまいます。
不用品回収業者に依頼した場合、無論有料にはなりますが、時間の無い人や重いものを自力で運ぶことが困難な場合には、とても有効な手段だといえるでしょう。
昨今は巣ごもりや断捨離ブームなどから、不用品回収業者も増えています。
もし業者に依頼する場合は、ホームページやポスティングされたチラシなどから探すことになるかと思いますが、必ず数社から見積もりを取ってサービス内容などを比較してください。
よく「無料で不用品を回収します」などとアナウンスしながら軽トラックで住宅街を回っている業者がいますが、作業の後にオプションとして高額な請求をされたケースもあり、注意が必要です。