コラム
知っておこう!北区での不用品回収方法
北区はその名の通り、東京の北部に位置しています。
東側は隅田川を挟んで足立区に、北側は荒川を挟んで埼玉県に接しています。区域は南北に細長い形をしていて、その真中を貫くようにJR東北本線、東北新幹線が通っており、区内のどのエリアからも歩いて10分以内に駅が在る、利便性の良さを誇ります。
その駅の周辺では商店街が点在していて、特に昔ながらの個人商店が多い十条商店街はメディアなどで取り上げられることも多く、賑わいを見せています。
また、江戸の昔から花見の名所として名高い飛鳥山や荒川の岸辺、旧古河庭園のような、花や緑と親しめるスポットなども豊富で、近年ではゆったりと住みたいという人に人気のエリアとなっています。
今回は、そんな北区のごみや不用品の回収事情をご紹介しましょう。
北区の地形はJR東北本線の線路を境にして、南西側が武蔵野台地の端に位置しているので、坂のある段丘、北東側は荒川の堆積平野で、なだらかな地形となっています。
江戸時代以前は農村地帯でしたが、江戸幕府による五街道整備に伴い、その脇往還の1つである日光御成街道が開かれた後は岩淵宿ができ、そこから宿場町として栄えることとなりました。
北区には、JR宇都宮線・高崎線、湘南新宿ライン、埼京線(赤羽線)、京浜東北線、山手線、今では唯一の都電となった都電荒川線、東京メトロ南北線、埼玉高速鉄道線などが走っており、区内のどこからでもこの中のいずれかの駅に10分以内で移動が可能です。
明治期に開業したJR王子駅、赤羽駅周辺は、工場が建ち並ぶ工業都市として発展しましたが、戦後の高度経済成長期を経て工場の郊外への移転が進み、再開発が進みました。
駅周辺では住環境も整備され、今では住みたい街として上げられることもあるエリアとなりました。
では、そんな品川区のごみ分別ルールがどうなっているのか、みてみましょう。
自治体での回収
北区ではごみの種類を、可燃ごみ、不燃ごみ、古紙、びん・缶・ペットボトル、粗大ごみに分けていて、回収に出すにはそのルールに従って分別しなければなりません。
分別をきちんとしたうえで、決められた曜日に決められた集積所に出す必要があります。
また、紙パックや発泡トレイは資源として拠点回収が行われています。
※北区では可燃ごみ、不燃ごみは、容器または中身が見えるごみ袋に入れて出すことが義務付けられています
可燃ごみ
※1回の収集に出せる量は45ℓ袋で5袋まで、それ以上は有料になります
- ・生ごみ
- ・紙ごみ
→お菓子の袋やレトルト製品の袋で、銀色の素材を使っているものは可燃ごみ - ・衣類
- ・プラスチック類
→お菓子の袋やレトルト製品の袋で、銀色の素材を使っているもの
→フロッピーディスク、CD、ビデオテープ、ラップ類、発泡スチロール、カップめんの容器など - ・ゴム、革製品
→ゴム手袋・そのほかのゴム製品、靴、かばんなど
不燃ごみ(ガラス・陶磁器類・金属製品など)
- ・金属ごみ
→電卓、携帯電話、時計、トースターなどの小型家電(電池は外す)
→鍋、やかん、電源タップなど - ・その他の不燃ごみ
→ガラス・陶磁器、割れたびん、はさみ、包丁など
→蛍光灯、電球
→カセットボンベ、スプレー缶、ライター
※他の陶器、ガラス、金属ごみとは別の袋に入れて出す
→傘
→アルミホイル、乾電池、油の空き缶など
→化粧品、薬の空きびん
古紙
- ・新聞
- ・雑誌
- ・本
- ・パンフレット
- ・ダンボール
- ・雑がみ(紙切れ・包装紙・コピー用紙・はがき・菓子箱など
※粘着テープは使用せず、それぞれ種類別に紐などでしばって出す
※せっけん箱・粉せっけん箱、線香の箱など臭いのついた紙、油紙や油の付着した紙、ビ ニールコート紙などは古紙回収に出せない
→詳細はホームページなどで確認すること
食品用のびん、缶、ペットボトル
- ・びん
→清涼飲料水・ビール・ワイン・酒・薬・調味料・ジャム・ドレッシング・その他の食品 類などのびん - ・缶
→清涼飲料水・ビール・缶詰・お菓子・お茶・のり・その他の食品類などの缶 - ・ペットボトル(PETマークのついているもの)
→清涼飲料水・酒・みりん・しょうゆ・調味料などのペットボトル
※割れているもの、化粧品の瓶、鏡、油の容器、ペンキ缶などは不燃ごみか可燃ごみになる
→詳細はホームページなどで確認すること
紙パック・発泡トレイ(拠点回収)
- ・紙パック
→内側が白い紙パック(アルミ付や茶色のものは可燃ごみへ) - ・食品用発泡トレイ
→肉や魚、野菜、菓子など食品が入っていた発泡トレイ
※回収場所など、詳細は北区のホームページで確認すること
粗大ごみ
※縦、横、高さ、いずれかの寸法がおおむね30cmを超えるものは粗大ごみ扱いになる
※粗大ごみは有料で、一般ごみと一緒に集積所へは出せない粗大ごみの受付センターに事前に申し込む必要がある
なお、テレビ、冷蔵庫、エアコン、衣類乾燥機など、家電リサイクル法で定められた家電製品は、自治体での回収を行っていません。
問い合わせると家電リサイクルセンターを紹介されるので、手順などの案内を受けられます。
※変更されている可能性もありますから、詳細は必ず北区のホームページなどで確認してください。
不用品回収業者の場合
現状、北区の粗大ごみ回収はかなり繁忙で、申込みをした後に追加をしようとしても断られる可能性があります。
一方、不用品回収業者に依頼した場合は、自治体のように混順番待ちをする必要はありませんから、希望の日にちの希望の時間帯に回収が可能です。
粗大ごみは大型で重いものが多いと思いますが、回収業者に依頼した場合、それを自分で収集場所まで運び出す必要もありません。
1人では持ち上げられないようなものでも、スタッフが部屋からの運び出しとトラックへの積み込みを行います。
また、もし細かくて分別が大変な不用品がたくさんある場合は、不用品回収業者を利用するのがおすすめです。
なぜなら、分別は業者任せで、不用品をそのまままとめて渡してしまえるから。
1点1点のコストは自治体の回収の方が安価で済みますが、その分、分別や運搬という時間と手間がかかります。
しかし、不用品の処分を急いでいる場合や、重いものを運べる状態ではない時には、業者に依頼するのがおすすめです。
有料ではあるものの、分別の手間や収集場所へ運び出す手間が省けるので、ストレスなく不用品の処分が済むからです。
自治体の回収と不用品回収業者の回収の最も違うところは、時間と手間が省けるか否かということでしょう。
このように、特に粗大ごみになるようなものが複数ある場合や、細かい不用品がたくさんある場合には、業者へ依頼するのがおすすめです。
ただ、不用品回収業者は増えていて、中には悪質な業者もいるので注意が必要です。
「どんな不用品でも無料で回収します」などというアナウンスを流しながら、住宅街を軽トラックで回っている業者をがいますが、「作業が済んでから部屋からの運び出しやトラックへの積み込みは別料金だといわれた」「トラックに積んだ後、見積の2倍以上の金額を請求された」など、トラブルの報告が多く寄せられています。
なお、不用品回収を業者に依頼する場合、特に不用品の量が多い場合には、必ず3社程度から相見積もりを取り、費用やサービス内容を比較してから選ぶようにしましょう