コラム
引越し時に家具を処分する6つの方法
もしかしたら今この瞬間にも引越しを考えておられる方が、いらっしゃるかもしれません。
引越しの理由は新居を購入した、単純に住む街を変えたい、あるいは転勤など、理由は様々です。
人によっては一度も引越しをしないで一生を終える人もいれば、何回もの引越しを経験したことがある人もいることでしょう。
子供のうちなら言われた通りに荷物を整理して、まとめてしまえばそれで済んだでしょうが、大人になってからはそうは行きません。
転居のための諸々の手続きもあれば、実際に移動するために荷物を片付け、荷造りをしなければなりません。
転居先の間取りに合わせたり、インテリアのテイストに合わないなどの理由で、家具を手放したいと考える人もいることでしょう。
では、その引越し時に不用になった家具を、どうやって処分したら良いのでしょう。
まさか、一般ごみのように集積所に出しておけば、回収してくれると思ったりはしていませんよね?
粗大ゴミに出すというのが一般的な回答かもしれませんが、家具を処分するにはいくつかの方法があるのです。
今回は、その方法をご紹介いたしましょう。
一口に家具といっても色々なものがありますが、特にベッドやクローゼット、ソファーなどは大型になるので、移動するだけでも一苦労といったところでしょう。
その大きさゆえに、買い替えや引越しで処分する時には大きな荷物になりかねません。
ですから、引越しの際の家具の処分方法は、きちんと知っておくことが重要なのです。
フリマアプリやネットオークションを利用する
不用になった家具の程度が悪くなければ、フリマアプリやオークションサイトに出品してみるというのも1つの方法です。
自分で価格の設定ができるので、納得行く形で手放すことができますし、利益にもつながります。
ただ、出品するには写真の撮影や、商品説明の書き込みをしなければならないなどの手間もかかりますし、買い手とのやり取りや、梱包なども自分ですることになるので、家具だとそれなりに大変です。
フリマアプリなどでは、家具の梱包サービスなどにも対応して、出品しやすくしている場合もありますが、事務的な作業は発生します。
買い手とのトラブルを避けるためにも、対応は迅速に行って行く必要がありますので、引越しで慌ただしい中だと、煩わしく感じるかもしれません。
また、出品すれば必ず買い手が現れるというわけではありません。
すぐに買い手がつかなかった場合にどうするのかも、考えておく必要があるでしょう。
リサイクルショップを利用する
不用になった家具に傷などが無く良い状態であれば、リサイクルショップの利用も可能です。
ゴミにしてしまうよりは環境にも優しい方法ですし、買い取ってもらえれば、利益にもなります。
ただ、家具の場合はその時の流行やブランドによって、程度が良くてもあまり高い値がつかなかったり、買い取りの対象にならないことも。
一般的には業者側が出向いて来て査定をするはずですから、家具の汚れなどはそれまでに綺麗に落としておきましょう。
また、自分で持ち込んでの査定を行っている業者もあります。
持ち込みでの査定の方が買い取り価格が高くなるケースもありますから、自力で移動が可能な場合は検討してみてください。
いずれにしても、まずは問い合わせをしてみましょう。
粗大ゴミとして処分する
最も多い選択肢が、粗大ゴミとして処分する方法です。
家具は種類や大きさごとに処理費用が決められているので、その分のポイント券などを購入し、クリーンセンターなど自治体の粗大ごみ回収担当部署に連絡をします。
日にちが決まったら、シールなどになっているポイント券を家具に貼って、指定の回収場所に出しておけば収集して行ってくれます。
自力で運搬が可能であれば、クリーンセンターに直接持ち込める自治体も多くあります。
大抵の場合は回収の依頼をした場合よりは金額が下がりますから、時間と手段がある場合は、費用の節約ができることになります。
自治体のホームページを確認して、わからないことなどを訊いてから行動しましょう。
なお、運び出しや搬入を全て自力でやらなければならないので、大型の家具の処分の場合はかなりの労力が必要になることも頭に入れておいてください。
不用品回収業者を利用する
処分したい家具が古くて程度が良くない、傷があったり壊れたりしている場合や、複数の処分したい家具がある場合、不用品回収業者を利用するのがおすすめです。
不用品回収業者であれば、祝日や休日を含めてこちらの希望する日時に回収するのが基本ですから、引越し前日や直近の休日などの対応も可能です。
また、これが回収業者に依頼した場合の一番大きなメリットかもしれませんが、家の中からの運搬にも対応しています。
つまり、自力で家の外まで運び出す必要が無いので、分解できないベッドやクローゼットなどの場合や、エレベーターが無いマンションなどの場合には、非常に利便性が高いサービスになるということです。
また、家具以外の不用品が多い場合、家具と一緒にまとめて回収の依頼をする方法もあります。
この場合は細々とした不用品の分別をする必要が無くなるので、この点でもメリットが生まれます。
無論それなりの費用はかかりますが、時間と手間は大幅に省けることになりますし、引越し先に運び込む物自体を減らして、その分を処分の費用に充てるという考え方もできるでしょう。
なお、回収依頼する場合、中には悪質な業者もあるのが実情ですから、必ず数社から見積もりを取るようにしてください。
悪質業者は見積書をメールや書類など、残る形で提出するのを嫌がったり、説明が曖昧、ぞんざいになる傾向があります。
ですので、どこまでならこの金額、どこからがオプションになるのかなど、疑問は全て見積り段階でクリアになるようにして、見積書は必ず書面やデータなどの改ざんができない形で提出するよう促してください。
優良な業者であれば、説明を億劫がったり見積書の提出を渋ったりはしませんから、見極めの判断ポイントにもなるでしょう。
引越し業者の引き取りサービスを利用する
引越しで生じた不用品であれば、引越し業者が処分するサービスを行っている場合もあります。
引越しと同時に不用な家具の処分が済みますし、運び出す必要もなくなります。
このサービスは無料の場合も有料の場合もありますから、引越しの見積もりの際に引き取りサービスの提供があるかを尋ねてみてください。
買い替えなら家具の処分が不要な場合がある
家具を販売しているいくつかの企業では、商品を購入した場合、下取りのような形で同等の古い家具を引き取るサービスを展開してます。
こういったサービスの提供をしている企業の数は少なくはありますが、それを考慮したうえで家具の購入をするのも1つの手段です。
引越しの際の家具の処分方法の数々、いかがでしたでしょう。
時間はあるが費用は抑えたいという方、時間が無いのでなるべく手間を省きたいという方、様々いらっしゃることでしょう。
引越しは時間も手間もかかりますから、なるべくはやめに不用な家具の処分方法を決め、それから荷造りにとりかかれば、きっと効率もあがることでしょう。