コラム
江の島を擁する湘南の街・藤沢市で不用品回収業者を探すなら
藤沢市は、神奈川県の中央南部に位置しています。東は鎌倉市、横浜市、西は茅ヶ崎市、寒川町、北は綾瀬市、海老名市、大和市と接しており、市域の南端は相模湾に面しています。藤沢市と聞いてピンと来なくても、江の島といえばおわかりになるでしょう。その江の島は、藤沢市の南の端、相模湾に浮かんでいます。藤沢市はいわゆる湘南地方では人口40万人以上の中心的な市で、江の島の入り口周辺は常に観光客などで混み合っています。市域内にはJR東海道本線、小田急電鉄江ノ島線、相模鉄道いずみ野線、横浜市営地下鉄ブルーライン、江ノ島電鉄、湘南モノレール江の島線と、非常に多くの鉄道路線が走っており、東京や横浜などの通勤可能圏内であるため、ベッドタウン的な位置づけもされています。今回は、代表的な湘南の街である藤沢市の、ごみ分別ルールがどうなっているのか、ご紹介いたしましょう。
藤沢市は、湘南というイメージから海沿いの市であると認識されることが多いようですが、市域は南北に長い形をしています。北側は高座丘陵や相模野台地となっているので、海のイメージは全くありません。旧東海道より南側は湘南砂丘地帯と呼ばれる海岸平野で、古代には現在海から4km近く内陸に位置している東海道付近までは海が入り込んでいたとみられ、相模野台地上でも貝塚や竪穴式住居跡などが発掘されています。お隣の鎌倉市には鎌倉幕府が置かれていたものの、藤沢という地名が歴史上に登場したのは、14世紀の太平記第十巻、鎌倉合戦のくだりにおいてです。江戸期に入ると徳川幕府によって五街道が整備され、藤沢の市域には東海道の藤沢宿が置かれました。また、将軍家の鷹狩りの際の別荘として、藤沢御殿が設けられています。明治期に入った1877年(明治10年)、江の島に大森貝塚などの発見者として知られるエドワード・S・モースが江ノ島臨海実験所を設置し、以来、海洋生物学・研究発祥の地として知られるようになりました。藤沢市内を走る鉄道は、JR東海道本線が市域の南部を東西に突っ切っていて、その藤沢駅を目指すように、市域の東側を北から小田急線が南下してくる形になっています。他の鉄道の支線も小田急線や藤沢駅との接続をする形であるため、市域の西側半分は交通の空白地帯となっており、補完のためのバス路線が豊富です。慶應義塾湘南藤沢キャンパス方面などには、輸送力増強のために国内では運用が少ない連接バスが運行されています。藤沢市域の中心は藤沢駅周辺や、鵠沼(くげぬま)、江の島、辻堂といった海岸線に近い南側のエリアになりますが、北側では住宅地開発とともに工業が盛んで、丘陵地帯とはいっても急峻ではなく、開けている秋葉台や長後といった地域に、非常に多くの有名企業の本社・工場が展開しています。また、工場移転にともなって出来た跡地に、大規模な住宅団地を建設するなどしており、人口はバブル崩壊後も減ることなく増加を続けています。では、江ノ電が走る藤沢市内の、ごみ分別ルールがどうなっているのか、見てみましょう。
自治体での回収
藤沢市ではごみの種類を、可燃ごみ、不燃ごみ、プラスチック製容器包装、ビン、カン・なべ類、ペットボトル、本・雑がみ、廃食用油、特定処理品目、商品プラスチック、その他資源、大型ごみ・特別大型ごみに分けていて、回収に出すにはそのルールに従って分別しなければなりません。分別をきちんとしたうえで、決められた曜日に決められた集積所に出す必要があります。
可燃ごみ ※透明または半透明の袋に入れて出す
- ・生ごみ
- ・紙くず、ティッシュ、写真、感熱紙
- ・タバコ、灰
- ・ゼリー状保冷剤
- ・すだれ、ござ(自然素材で1畳以下のもの)など
不燃ごみ
※藤沢市指定収集袋(有料)に入れて出す
※金属、ガラス、プラスチック、ゴム、皮革を原材料とした製品などで、長さ50cm未満の大きさのもの
- ・金属片
- ・電球(白熱球)
- ・LED電球
- ・LED蛍光管
- ・グローランプ
- ・スピーカー
- ・わた入り衣類
- ・羽毛入り衣類
- ・ホーロー製品
- ・ガラス
- ・陶磁器類
- ・包丁などの刃物
- ・カミソリ
- ・食器類(ガラス製、金属製、陶器製)
- ・小型の電気製品(大型ごみに指定されているものを除く)など
プラスチック製容器包装
※商品を包んでいるものや商品を保護しているもので商品と分離した場合に不要になるプラスチック製のもの(ビニール・ラップなどを含む)で、プラマークがついているもの
- ・ポリ袋
- ・ラップ類
- ・トレイ
- ・パック類
- ・カップ類
- ・チューブ類
- ・ボトル類
- ・緩衝材
- ・発泡スチロール類
- ・ペットボトル等のふた
- ・薬(錠剤、カプセル、目薬など)の容器など
→汚れが落ちない物、中身が入っている物は可燃ごみへ
ビン
※食品用、飲料用、化粧品用(乳白色以外の物)のビン
→栓、キャップ、ふたなどは不燃ごみへ
ペットボトル
※ペット1マークで飲料用、しょうゆ、みりん、酢、ドレッシング等でノンオイルのもの
廃食用油
※食用油(サラダ油・オリーブ油・菜種油等の植物油のみ)
特定処理品目
商品プラスチック
※一般家庭から出る「プラスチック製容器包装」以外のプラスチック製品で、金属・木材などが含まれていない一辺の長さが50cm未満のもの
本・雑がみ
→防水加工された紙(紙コップ・紙皿・紙製カップめん容器)、感熱紙、タオルペーパー、汚れた紙は可燃ごみへ
その他資源
カン・なべ類
草葉・枝 ※太さ1cm未満のもの
※長さ50cm以下に切り、束ねて出す
大型商品プラスチック
※一般家庭から出る「プラスチック製容器包装」以外のプラスチック製品で、金属・木材などが含まれていない一辺の長さが50cmを超えるもの
※ビニールシートは対象外
紙おむつ
※子供用・成人用紙おむつ、尿取りパッド・シート
※ペット用・ペットトイレシートは可燃ごみ(有料指定袋)になる
大型ごみ・特別大型ごみ ※一般的な粗大ごみ
・一番長い辺が50cm以上2m未満のもの
※一般的に粗大ごみと呼ばれているものを藤沢市では「大型ごみ」と「特別大型ごみ」とその他に区分している
※大型ごみの中でも16品目については「特別大型ごみ」として取り扱いは別途となる
※大型ごみ、特別大型ごみは有料で、一般ごみと一緒に集積所へは出せない
※株式会社藤沢市興業公社に事前に申し込む必要がある
→形態や品目については藤沢市のホームページで確認すること
ネット、あるいは電話で申し込み、大型ごみ納付券(シール)を市の施設やコンビニエンスストアなどで購入し、収集日当日は大型ごみ納付券を大型ごみに貼って、収集場所に出しておくという手順になる
個数のカウント方法などは藤沢市独特のものになっているので、必ず確認すること
※変更されている可能性もありますから、詳細は必ず藤沢市のホームページなどで確認してください。
家電リサイクル品
テレビ、冷蔵庫、エアコン、衣類乾燥機など、家電リサイクル法で定められた家電製品は、購入した店舗または買い替え店舗、一般廃棄物収集運搬業者、処理施設へ自己搬入する方法の他、家電リサイクル券を購入し、市へ収集依頼もできます。
※平塚市に依頼する場合は、予約受付専用ダイヤルで予約の上、郵便局で家電リサイクル券を購入し、収集の際には立ち会いが必要
※変更されている可能性もありますから、詳細は必ず平塚市のホームページなどで確認してください。
不用品回収業者の場合
一般にいう粗大ごみの回収を藤沢市に依頼した場合、希望の日にちに収集が行われるとは限りません。引っ越しなどで日にちに制限がある場合は、はやめに申し込みをしておくのが無難です。家具の買い替えや引っ越しなどで日にちに制限がある場合は、はやめに問い合わせをしておきましょう。なお、市の職員は、家や部屋の中からの運搬はしないので、指定の収集場所までは自力で運び出さなければなりません。もし一人暮らしで自力で運び出せないようなものなら、手伝ってくれる人の手配を考えておかなければならないでしょう。しかし不用品回収業者に依頼した場合は、そういった心配は必要ありません。部屋からの運び出しを含め、全て業者のスタッフが作業を行いますから、どうやって運び出そうかと考える必要もなくなります。また、分別しなければならない比較的小型の不用品が多数ある場合も、回収業者なら分別を含め、全てまとめて渡してしまえます。時間と手間をはぶくなら、不用品回収業者の利用がおすすめです。
なにかと忙しい昨今、不用品の処分の日にちが自分の都合で決められなかったり、移動をどうするか考えなければならなかったり、藤沢市に大型ごみとして不用品の処分を依頼するのは、意外と面倒なものになります。運搬のことや回収を希望する日にちなどのことを考えると、はじめから全て不用品回収業者を利用するのが、最も無難な方法です。ただ、不用品回収業者はニーズの急増から新規で参入する業者も多く、中には優良とは言い難いものもみられます。特に多くの点数の回収依頼をする場合には、ホームページなどで業者の実績などを細かく確認して、必ず3社程度から相見積もりを取るようにしてください。見積書をよくチェックして、費用や契約内容を比較してから優良な業者を選ぶようにしましょう。