コラム
文京区で不用品回収の依頼をする時知っておきたいこと
文京区は、東京都23区のやや北よりの中心部に位置しています。
文京の呼び名に相応しく、区域内には有名どころの大学が数多く在り、著名な文人や政治家、学者なども多く住んだ土地柄です。
ここはいわゆる山の手と呼ばれたエリアですが、全体は武蔵野台地の東縁部で高台と低地が連続し、急な勾配の坂や崖、低地を流れる川が複雑な地形を作っています。
高台には有名なお屋敷町や高級住宅街が名を連ねており、バラの美しい庭園が開放されていて、優雅なひとときを楽しむこともできます。
他方では印刷や出版に関わる事業の他、大規模な病院も多くみられるエリアとなっています。
今回は、そんな文京区のごみや不用品の回収事情を、ご紹介していきましょう。
文京区は、東を荒川区、台東区、西を豊島区、新宿区、南を千代田区、北を北区と接しています。
ここに人が住みはじめた歴史は古く、縄文遺跡や貝塚も確認され、縄文土器の出土もみられます。
明治17年(1884年)に、当時の向ヶ丘弥生町で発掘された土器は、弥生土器と称され、これが弥生時代という名称の由来にもなっています。
徳川家康が江戸入りした後、文京区の区域内には寺社が多く建立され、また、三代将軍徳川家光の乳母である春日局や、五代将軍徳川綱吉の生母・桂昌院の奥女中であった音羽局に土地を与えたことから、現在でも使われている「春日」や「音羽(おとわ)」といった地名が生まれました。
なお大政奉還後、十五代将軍徳川慶喜が旧小日向(現在の春日地区)に居住していたことも知られています。
文京区はその区域の99%が山手線の内側に入っており、従ってJRの駅は区内には在りません。
域内を走るのは、東京メトロ丸ノ内線、南北線、千代田線、都営地下鉄三田線、大江戸線と、全てが地下鉄になっています。
どの駅間も1kmから2kmと近い距離にはありますが、エリア内は急勾配のアップダウンが激しいので、移動する場合は地形も考慮した方がよさそうです。
では、文京区のごみ分別ルールがどうなっているのか、見てみましょう。
自治体での回収
文京区ではごみの種類を、可燃、不燃、資源、粗大ごみに分けていて、回収に出すにはそのルールに従って分別しなければなりません。
分別をきちんとしたうえで、決められた曜日に決められた集積所に出す必要があります。
※文京区では可燃ごみ、不燃ごみは、ふた付きポリ容器か透明または半透明のビニール袋に入れて出すことが義務付けられています
可燃ごみ(生ごみ、紙くず、木くず、その他)
※通常の収集に1回で出せるごみは 45ℓ袋で4袋まで
- ・生ごみ
- ・紙くず
→汚れた紙、ティッシュペーパーなどのリサイクルできない紙 - ・木くず
→少量の木の枝葉
※長さを50cm未満に切り袋に入れる - ・汚れた衣類、布類
- ・紙おむつ
- ・凝固剤で固めた油(又は布などにしみ込ませる)
不燃ごみ
- ・金属類(アルミホイル、傘、使い捨てカイロ、包丁やはさみ、金属製品や小型家電製品など)
- ・ガラス、陶磁器類
- ・汚れの落ちない瓶、缶
- ・水銀を含むもの
- ・ライター
資源
- ・新聞、雑誌、雑がみ、段ボール)
※紙袋には入れずに紐でしばって出す
※紙コップ、写真、カーボン紙、感圧紙、感熱紙(レシート)、ちり紙、圧着はがき、
ビニールコート紙、汚れや匂いの付いた紙などは資源として回収しない - ・飲食用のびん、化粧品びん
- ・飲食用の缶、スプレー缶(空)
- ・ペットボトル
※割れたびんや油などで汚れた缶やびんは資源として回収しない
粗大ごみ
おおむね一辺の長さが30cm以上のものは粗大ごみになる
※粗大ごみは有料で、一般ごみと一緒に集積所へは出せない
※粗大ごみの受付センターに事前に申し込む必要がある
なお、テレビ、冷蔵庫、エアコン、衣類乾燥機など、家電リサイクル法で定められた家電製品は、自治体での回収を行っていません。
問い合わせると家電リサイクルセンターを紹介されるので、手順などの案内を受けられます。
※変更されている可能性もありますから、詳細は必ず文京区のホームページなどで確認してください。
不用品回収業者の場合
文京区に粗大ごみの回収を依頼した場合は順番に処理されるので、希望の日にちを待つ必要が出てくることもありますから、なるべく時間に余裕を持って申し込むようにしましょう。
回収料金や回収までの手順に付いては、区のホームページなどで確認できます。
有料粗大ごみ処理券の購入などを済ませ、申し込んだ収集日に家の前、あるいは集合住宅の入り口などに依頼した物を出しておけば、そのまま回収していく流れです。
ただ、収集場所には粗大ごみを自力で運び出す必要があり、マンションの上階から階段で出入り口まで運ぶ場合など、単身者には厳しい条件も。
その点、不用品回収業者なら、部屋からの運び出しも含めての依頼になりますから、粗大ごみの処分を進めるハードルはぐっと下ります。
ただ、4階、5階でエレベーターがない場合などは、運搬料金を支払う必要がある可能性もありますから、その点の確認はしっかりしておきましょう。
また、大型の不用品ばかりでなく、細かい不用品がたくさん手元にある場合、不用品回収業者への依頼がおすすめです。
自治体にごみとして出す場合、細かい不用品といえども分別が必要ですが、業者に依頼するならその必要がありません。
文京区の回収と不用品回収業者の回収の最も違うポイントは、費用はかかるものの、時間と手間が省けるというところでしょう。
文京区はアップダウンが激しい地形をしていますから、粗大ごみの収集場所が階段の下だというようなお宅もあるでしょう。
もし回収依頼する粗大ごみが自力で運べるサイズや重さで、点数が少なければ、自治体の粗大ごみ回収がおすすめです。
しかし、1人で玄関の外やマンションの入口まで運び出すことが難しいようなサイズだったり、点数が多い時、そして小さいものでも量が多ければ、不用品回収業者に依頼することをおすすめします。
業者を選ぶ際はホームページなどを確認して、実績などをチェックすると良いでしょう。
よく軽トラなどで「不用品の無料回収をします」などと流しながら回っている業者がいますが、無料と言いながら作業後に法外な費用を請求されたなどのトラブルが多発しています。
特に不用品が多い場合なら、業者を選ぶ時には3社程度から相見積もりを取るのが無難です。見積書のサービス内容や費用を、じっくり比較してから選ぶようにしてください。