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国と東京都が計画した
大規模開発で生まれたニュータウンの街
多摩市での不用品回収とは

1.多摩市に抱くのは高度経済成長期後に生まれた新しいイメージ

多摩市は東京都の多摩地域南部、多摩川を渡った南側に位置しています。 市域全体が多摩丘陵に入っていて、その中で多摩川に近い場所や、市内を流れる乞田川（こったがわ）や大栗川に刻まれた開けた形状の谷で構成されており、どこへ行っても平坦な場所はほぼありません。

とはいえ現在の多摩市内に広がるのは、様々なタイプの住宅が建ち並ぶニュータウンです。 戦後の高度経済成長期、首都・東京の深刻化する住宅不足に際して国や東京都、各自治体などが参加し開発事業がスタートします。 主に京王相模原線の若葉台駅から多摩境駅に沿った、稲城市、多摩市、八王子市、町田市にまたがる東西約15km、南北約5kmのエリアの多摩丘陵が切り開かれ、多摩ニュータウンとして開発されました。 開発エリアは4つの自治体にまたがってはいるものの、多摩市域では中心的な市域面積の6割を占めているため、多摩市＝多摩ニュータウンといったイメージが強いようです。 多摩ニュータウンに建つ住宅は、いわゆる団地と呼ばれるタイプから、比較的敷地が広い一戸建てまで様々なものがみられ、また、道路をはじめとしたインフラも、ニュータウン開発時に計画的に行われているので、道幅は広く植栽なども整えられており、町並みも整った印象があります。

1990年12月には国内初の屋内型テーマパーク、サンリオピューロランドが京王多摩センター駅近くにオープン。 その他にもパルテノン多摩などの文化施設が丘陵地帯に点在し、ゆったりと過ごせるのが多摩市です。

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2.広がる緑の丘陵地帯 ゆったり平和に過ごせる街・多摩市

多摩市は多摩地域に在るものの水の乏しかった武蔵野台地ではなく、多摩川を南側に越えた丘陵地帯に位置しています。 従って水が豊富に利用でき、約3万年前から人が住みはじめたと考えられています。 市域内では多摩ニュータウンなどの開発に伴って大規模な発掘調査も行われ、多くの遺跡や石器が発掘されています。 約2万5千年から2万年前の旧石器時代の石器に加え、縄文時代には大栗川や乞田川沿いの高台に、多くの縄文人が複数の村を作って定住していたと思われる遺構の発見もありました。

また、全国的にも珍しい八角形の古墳が市域北部の百草で発掘されていて、稲荷塚公園として残されています。 しかし江戸時代には40基から50基在ったと記されている塚原古墳群などは、その多くがニュータウンなどの開発のさなかに失われたとみられ、現在確認されているのは10基にとどまっています。 多摩市には近隣の自治体の中では唯一JRや高速道路、国道が通っていませんが、かつて律令制下で武蔵野国府が存在した府中市とは、多摩川を挟んで隣り合っているために、鎌倉街道や野猿街道のような古い道は元々開かれていて、ニュータウン開発時に併せて整備されています。

また、往々にして丘陵地では徒歩の移動に難が出ますが、多摩ニュータウンでは開発時に歩行者用の道路網にも着手しており、多摩丘陵の高低差を利用することで車道との棲み分けを実施しています。 域内の歩行者用道路のほとんどが遊歩道のような形で整備され、各施設や公園、学校、京王多摩センターや京王永山駅のような主要駅にもデッキで接続していて、利便性と安全性を高めることに成功。 また、丘陵地帯ではあるものの、地震などの揺れに強い地盤であることが公表されているからか、京王電鉄本社をはじめ、多くの企業の本社が置かれています。

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3.新しい街が多い多摩市でもゴミ分別ルールは厳格です

多摩市ではではごみの種類を、燃やせるごみ、燃やせないごみ、プラスチック、缶・ペットボトル、びん、有害性ごみ、小型家電・金属類、雑誌・古紙、新聞、ダンボール、古布、粗大ごみに分けていて、収集に出すにはそのルールに従って分別しなければなりません。 分別をきちんとしたうえで、決められた曜日に決められた集積所に出す必要があります。

また、燃やせるごみ、燃やせないごみ、プラスチックは、それぞれ専用の多摩市の有料指定袋に入れて出すことが義務付けられています。 有料指定袋は多摩市内のコンビニエンスストアやスーパー、商店などで購入が可能です。 東京都では23区以外の自治体で、こうした有料の指定収集袋を導入していることが多く、多摩市以外の指定袋や、指定袋以外を利用して出した場合は収集されませんから、注意が必要です。 どういったものが燃やせるごみ、燃やせないごみになるのかや、資源系のごみの出し方などの細かい分別ルールは、多摩市のホームページに詳細の説明がありますので、そちらを参考にしてください。
※変更されている可能性もありますから、詳しい情報は必ず多摩市のホームページなどで確認してください

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4.多摩市の粗大ごみ・不用品回収事情とは

多摩市に粗大ごみの収集を依頼する場合は、事前に粗大ごみ専用ダイヤルに申し込みをする必要があります。 申し込みをすると処理手数料と、収集可能日の案内がありますから、多摩市内の粗大ごみ処理券取扱店で必要な分の処理券を購入し、必要事項を記入して粗大ごみに貼り、排出場所に出しておくという手順になります。

また、テレビやエアコンなど、家電リサイクル法で定められた家電製品は収集を行っていませんので、その点も注意が必要です。 収集時に立ち会う必要はありませんが、粗大ごみ処理券が貼られていない、料金が不足している、申し込みと異なる品目のものが出されているなどの不備があった場合は収集されませんから、漏れがないかなどの確認が必要です。 粗大ごみ回収はどの自治体でも混み合っていて、順番待ちになっているのが通常です。 もし引っ越しなどの予定がある場合は、はやめに申し込みをしておいた方が良いでしょう。

また、多摩市では清掃工場への持ち込みもできますが、その際も粗大ごみ専用ダイヤルへの申し込みは必要です。 なお、多摩市の職員は、家の中から不用品を運び出すことや、分解作業などには対応しません。 部屋や家の中から収集場所まで粗大ごみの移動が自力でできないような場合は、手伝いを頼むなどの手配を考える必要が出てきます。 周りに頼める人が居ない場合、業者に依頼することになるのでしょうが、それならはじめから不用品回収業者を利用するすることをおすすめします。 業者側のスタッフが部屋からの運び出しにも対応するのは、不用品回収業者であれば一般的ですから、手伝ってくれる人の心配をする必要はなくなりますし、回収の日時もよほど混み合っていない限りは希望通りになるはずです。

また、分別が必要な細かい不用品が多数ある時にも、不用品回収業者なら分別も含めて全て任せてしまえます。 細かい面倒ごとや力仕事は、不用品回収業者を利用して解消してしまいましょう。