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主な産業はアニメーション？ 杉並区での不用品回収を探る

1.サブカル的なエリアが連なる街と豊かな緑 杉並区での不用品回収とは

東京23区の西端に位置するのが、杉並区です。
地勢的には区域の全体が武蔵野台地に属していて、川に沿った場所以外はなだらかな高台に在ります。
杉並区のほぼ中央を東西に突っ切るのが、JR中央線です。
この中央線の高円寺、阿佐ケ谷、荻窪、西荻窪といった駅周辺の商店街には個性的な個人店が多く、若者に人気のエリアとなっています。
駅周辺のそこここには路地も残り、今どきの綺麗に整えられた街並みからは外れますが、だからこそにじみ出る雰囲気を好んで通う人もみられます。
こうした中央線沿線の商店街を中心とした商業エリアは、地場産業のようになったアニメーション制作会社とともに、大規模な繁華街を持たない杉並区の経済を支えています。

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2.杉並区の水道は善福寺池が水源
区内を流れる善福寺川と豊かな緑が魅力的

古来は武蔵国の一部であったのが、杉並区周辺です。
農地や雑木林が主だったこの地に、江戸幕府によって、五街道のひとつである甲州街道が整備され、高井戸宿が開かれます。
また、宿場こそ設けられなかったものの、区域の北部には青梅街道も開かれ、江戸後期には妙正寺の門前近くに設けられた立て場（たてば）と呼ばれる休憩場が賑わいました。
大正期まで現在の杉並区域に住む人はまばらでしたが、1922年（大正11年）に現在の中央線が営業をはじめ、同時に高円寺駅、阿佐ケ谷駅、西荻窪駅も開業。
その直後に起こった関東大震災以降は、都心部からの転入者が増加して、人口が増えました。
江戸期には江戸への農作物の供給地としての役割も担っていましたが、そういった農地も高度経済成長期に次々と宅地化が進み、杉並区のベッドタウンとしての意味合いは、強くなっていきました。
一方で古くから続く商店街も元気なエリアで、その中に点在する小さな喫茶店やカフェ、ライブハウスなどの存在も、忘れてはなりません。
区内を走る鉄道はJR中央快速線、中央・総武緩行線、京王線、井の頭線、西武新宿線、東京メトロ丸ノ内線で、交通の利便性の良さもあっての人気なのでしょう。
ただ、どの駅周辺も繁華街というほどの規模ではなく、大規模な再開発は行われておらず、細い道と路地による交通渋滞が起こることもしばしばで、車移動が主だという人はストレスに感じるかもしれません。
井の頭池（井の頭恩賜公園）、三宝寺池（石神井公園：しゃくじいこうえん）と並び武蔵野三大湧水池として知られるのが、善福寺（ぜんぷくじ）公園内に在る善福寺池。
善福寺池を水源とする善福寺川は、川の流れのままに両岸に緑道が整備され、宅地開発が盛んだったにも関わらず、区域内の緑の豊富さを演出する一端を担っています。
また、善福寺池は東京都水道局杉並浄水所の水源ともなっていて、井戸を水源としているのは23区内ではここだけです。
ただ、かつて池のほとりに在った善福寺は、江戸時代に廃寺となってしまいました。
このように、農地が主だった杉並区では、特に高度経済成長期人口が増加し、それによるごみ問題が深刻になっていったという側面もありました。

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3.『東京ゴミ戦争』を知っている？
とてもシビアだった高度経済成長期のごみ事情

宅地が増え、人が多く住むようになれば、必ずといっていいほど問題になってくるのが、ごみのこと。
かつての高度経済成長期には、消費が美徳という風潮でもあったことから、今では考えられないような大量生産、大量消費、大量廃棄というサイクルが生まれ、ごみの最終処分場や当時の清掃工場からの煤煙などが、徐々に申告な問題となっていきます。
今の江東区沖は、江戸時代、1655年（明暦元年）の昔から、江戸のごみの埋立地として利用されてきました。
昭和になってもその図式は変わっておらず、当時は23区という大雑把なくくりでごみの収集が行われていて、各自治体は自前の清掃工場さえ持っていない有り様でした。
しかし、ごみの増加スピードは凄まじく、本来行われるはずの中間処理すら未処理のままのごみや、焼却灰を満載したトラックが次々と江東区に搬入され、悪臭やハエなどの害虫の発生や、ごみを搬入するトラックによる地域の大渋滞などを引き起こし、住民にとっては深刻な問題に発展。
それによってようやく、現在のように全23区に清掃工場の建設を決めたという経緯があるのです。
しかし、杉並区だけは地元住民の反対運動などによって清掃工場の建設計画が頓挫してしまい、東京都から江東区に示された、1970年（昭和45年）までに埋め立てから自治体での焼却処理に移行するという約束が反故にされた形となってしまいました。
そんな中、東京都が年末年始のごみに対応するために、都内8か所に一時的なごみ集積所を設けようとした際、杉並区の計画地周辺の住民が工事の開始を実力で阻止したため、杉並区ではごみ問題に真摯に取り組んではいないと江東区は判断し、杉並区のごみを搬入しようとしたトラックを阻止して、大きな話題となったのです。
その後も杉並区では清掃工場の建設計画が度々住民の反対や手続きの不備によって中断し、その度に江東区が杉並区のみならず都全体のごみの受け入れ中止を示唆するなどして、長い戦いが繰り広げられました。
杉並清掃工場は1978年（昭和53年）に着工、その後ようやく1982年（昭和57年）12月に竣工、稼働をはじめました。
このように、かなりの紆余曲折を経て完成したのが杉並区のごみ処理施設ですが、ごみの区分ルールなどはごく普通で、燃やすごみ、燃やさないごみ、資源、粗大ごみに分けるというもの。
燃やすごみと燃やさないごみは、ふた付き容器、中身の見える袋や杉並区推奨「黄色いごみ袋」で出すこととされています。
また、一度で回収に出せる量は、45㍑の袋で3つまでとなっていて、大量に出す場合は事前に管轄の清掃事務所への連絡が必要になります。
※変更されている可能性もありますから、詳しい情報は杉並区のホームページなどで確認してください

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4.杉並区の粗大ごみ・不用品回収事情とは

杉並区では1辺の長さが30cm以上の家具や家庭用品などを、粗大ごみとして扱っています。
また、回収の最大辺は220cm以内のものまでと決められているので、注意してください。
全ての粗大ごみは有料で、通常収集には出せません。
品目によって回収料金が異なりますので、区のホームページなどで料金を確認し、事前に粗大ごみ受付センターへ申し込む必要があります。
テレビやエアコンなど、家電リサイクル法で定められた家電製品は自治体での回収を行っていませんので、その点も注意が必要になります。
粗大ごみ受付センターへの申込みはかなりの件数となっていて、申込みから収集までは1ヶ月から1ヶ月半程度かかることもあります。
このように、杉並区に回収を依頼した場合、希望の日にちに申し込めるかどうかはその時の状況によるところが大きいので、引っ越しなどの予定がある人は、はやめに問い合わせや申込みをするようにしてください。
もしわからないことがあれば、申し込みの際に尋ねてみると良いでしょう。
また、回収の日にちが決まったら、収集場所に不用品を運び出しておく必要があります。
マンションやアパートなどの場合、部屋の中から、あるいは玄関先からの移動は自力でする必要がありますから、不用品が1人で動かせないような大きさの場合、人手を頼む必要があります。
杉並区などの自治体に不用品の回収依頼をした場合、確かに安価で済むでしょうが、この点も重要なポイントかもしれません。
しかし、不用品回収業者に依頼したならば、そういった心配をする必要はありません。
部屋からの運び出しなど、運搬は全て業者側のスタッフが対応するからです。
また、分別が必要なまとまった不用品がある場合にも、全て業者に任せてしまえるので、不用品回収業者への依頼がおすすめです。
もちろん回収は、希望の日の希望の時間帯に完了します。