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緑豊かなベッドタウン・練馬区の不用品回収はどんな感じ？

1.自然が豊富で住みやすい街
練馬区での不用品回収

東京23区の中で最も新しく誕生したのが、練馬区です。
特別区を制定した地方自治法が施行された後、板橋区から分離する形でのことでした。
現在の区域の面積でいうと、練馬区は23区中第5位、板橋区は第9位ですから、以前の板橋区の広大さには、ちょっとびっくりしてしまいますね。
板橋区が練馬区と分離されたのも、板橋区だった当時の上練馬村や石神井（しゃくじい）村、中新井村など、区の西部からは区役所などの行政機関までの利便性が悪く、負担が大きかったことなどが要因だとされています。
区域内には東映 東京撮影所と、それに付随した形で作られた東映動画（今の東映アニメーション）や、当時の虫プロが在り、古くからアニメーションが制作されていました。
そういったことから日本アニメの発祥の地とも呼ばれており、今でもエリア内にはアニメーション制作の関連企業が多く存在しています。
練馬区といえば練馬大根…と言われたのも今は昔のことですが、まだまだ農地も豊富に残り、宅地の中に緑も点在するエリアとなっています。

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2.暮らしやすいといわれる練馬区
城址に池、公園が多くて自然が豊かな街

練馬区は東京23区の北西部に位置しており、エリア全体が武蔵野台地に属していることから高低差も少なく、おおむね平坦な地形です。
区域は北側を板橋区と埼玉県に接していて、主な河川としては石神井川や白子川が流れています。
遺跡などの発掘も多く、湧水などの周辺に古くから人が暮らしていたことはわかっていますが、人々の生活は貝塚が作られるほどの規模ではなく、小さなグループが漂泊を重ねながら住んでいたようです。
そんな練馬の地にも、平安時代に入ってからようやく少しずつ開墾が進んで、定住集落ができはじめます。
14世紀末頃には豊島（としま）氏が石神井城や練馬城を築きましたが、それも太田道灌によって滅ぼされてしまいました。
江戸時代には川越街道周辺を除くほとんどのエリアは農地で、川の周辺には水田が在りましたが、区域のほとんどは畑であり、日本の中心地である江戸に農作物を供給する役割を果たしていました。
江戸期に始まった大根の生産は、練馬周辺の土地が栽培に適していたこともあり、質のいい大根が出荷されたことから練馬といえば大根を連想するほど、国内でも有数の産地となりました。
戦後の高度経済成長期にはベッドタウン化して、その農地も次々に宅地に変わっていきましたが、区域内に残る農地は今でも23区内第1位の広さとなっています。
練馬区にはJRこそ通っていませんが、西武池袋線、有楽町線、豊島線、西武新宿線、東京メトロ有楽町線、副都心線、都営地下鉄大江戸線が走っています。
特に池袋駅への移動は非常に容易で、近年西武池袋線などが副都心線と直結したことで、横浜方面にも乗り換えなしで移動が可能となりました。
商業漫画の黎明期には、適度に都会から離れていて、なおかつ交通の便が良い地ということで、若手の漫画家や漫画家の卵などが家賃の安いアパートに多く住み、かつては女性漫画家版トキワ荘といわれた、大泉サロンも在りました。
一時的に練馬区に居住していた漫画家は有名・無名問わず数多く、今でもこの地に住み続けている漫画家も。
そういった事情から、作中に練馬区内を思わせる場面設定や風景も多く描かれていて、聖地巡礼などもよく行われているようです。
練馬区内に大規模な繁華街はありませんが、東映 東京撮影所の敷地内に在ったオープンセット跡地などに商業施設やシネマコンプレックスが開業していたり、西武池袋線の一部区間の高架化によって再開発された駅周辺では新たな商業施設や町並みが整備され、毎日の買い物などにも不自由はありません。
近年では東京メトロ副都心線や都営地下鉄大江戸線の開業に伴って、沿線の開発やマンションの建設も盛んに行われています。
その一方で、区域には石神井公園に代表される公園が、大小700箇所近くも在るのです。
ちょっとした息抜きや子育てには最適な環境といえ、新たな住人となるファミリー層も増えています。
世帯数が増えたことでごみの増加がみられるからか、練馬区ではごみの分別をかなり細かく指定しています。

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3.宅地と農地のモザイク模様
練馬区のごみルールは中々厳しい

23区内で農地面積2位なのは世田谷区ですが、その2倍の農地が今なお残るのが練馬区。
どの自治体も人口増加に伴うごみ問題には頭を悩ませていますが、練馬区もその1つなのでしょう。
練馬区は区内に数箇所の清掃工場を持っており、その中でも規模が大きい光が丘清掃工場は、約5年の歳月をかけて焼却炉などの建て替えを終了し、新たな施設の稼働がはじまっています。
こういった施設の建て替えなどには膨大な費用と、その間のごみ処理の問題などが生じるため、資源系のごみへの分別を増やしてなるべく焼却するごみを減らし、施設や最終処分場をできるだけ長く使いたいという事情があるのです。
練馬区のごみ分別ルールは可燃ごみ、不燃ごみ、容器包装プラスチック、古紙、飲食用びん、缶、ペットボトル、粗大ごみに分けるルールとなっています。
燃やすごみでも1回の回収で出せる量は45㍑袋で3つまで、それ以上になると有料での回収になるので、清掃事務所への連絡が必要になります。
容器包装プラスチックの回収に関しては、プラマークが入っているものに限定され、発泡スチロールの箱や緩衝材なども含まれています。
飲食用びん・缶・ペットボトルは専用の回収用コンテナがあり、分別したうえで袋に入れての回収もされています。
汚れが取れないものなどは不燃ごみでの回収になりますが、慣れるまでは練馬区のホームページや、ごみ回収用のリーフレットなどでよく確認して分別しましょう。
なお、練馬区では小型家電製品に含まれる有用金属（金・銀・銅・パラジウム等）を再資源化するため、携帯電話や携帯ゲーム機、電子辞書や電気かみそりなど、13品目の回収を回収ボックスで実施してもいます。
また、練馬区独自の資源とごみのスマホ用分別アプリを配信するなど、検索が簡単にできるよう、周知にも努めています。

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4.練馬区の粗大ごみ・不用品回収事情とは

練馬区では一辺の長さがおおむね30cm以上の耐久消費財を中心とした物を、全て粗大ごみとして扱っています。
細かく解体や分解するなどしても、元の形状が耐久消費財である場合には、粗大ごみとなります。
断捨離などでごみの量が増えているというのはどこの市町村でもきかれることですが、練馬区もその例外ではなく、以前の1.5倍の量に達していることから、申込み受け付けから回収までの日数が長くなっています。
自分で直接持ち込む際も同じような状況ですから、注意が必要です。
粗大ごみは全て有料で、事前の申込みをしてから料金分の有料粗大ごみ処理券を購入し、それを不用品に貼付して収集場所に出しておくという手順です。
「申込みから回収までの日数が長くなっている」と記載した通り、練馬区へ回収依頼した場合は順番待ちになるいることも想定されるので、希望の日にちに回収されるとは限りません。
引っ越しなどでタイムリミットがあるような場合には、はやめに問い合わせをするのが無難です。
また、回収場所までは、回収希望の物を自力で運び出しておく必要があります。
アパートやマンションなどの場合、部屋の中や玄関からの移動はしてもらえませんから、注意が必要です。
分解できればまだしも、冷蔵庫などの重量物の場合には、移動するだけでも怪我の心配などがありますから、人手が頼むのであればそれもはやめに考えておくべきでしょう。
一方、不用品回収業者へ依頼した場合では、自力で不用品を移動する必要はありません。
不用品回収業者の場合は、部屋からの運び出しやトラックへの積み込みは業者側のスタッフが行うのが一般的だからです。
また、分別が必要な不用品が多くある場合も、不用品回収業者へ依頼してしまえば、分別するところから任せてしまえるので、特に分別ルールが厳しい自治体に住んでいる場合は、さらにメリットが大きくなります。
回収の日にちも依頼者側の希望に合わせるのが原則ですから、希望の日に全てが完了してしまいます。