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住みたい街のトップランカー・吉祥寺を擁する武蔵野市
豊かな街の不用品回収事情とは

1.東武蔵野市に吉祥寺という寺はないけれど、
住みたい街殿堂入りといわれる吉祥寺あり

武蔵野市といわれてピンと来なくても、吉祥寺ならばどうでしょう。 聞いたことが無いという人は、あまり居ないのではないでしょうか。

その吉祥寺が位置しているのが、武蔵野市です。 武蔵野市は東京都のほぼ中央に在って北側は練馬区、東側は杉並区と隣接していて、多摩地域の東端を成しています。 市域は東西に長い形をしていて、その南域をJR中央本線が東西に真っ直ぐ突っ切るように通っており、ほぼ等間隔に東から吉祥寺駅、三鷹駅（駅自体は三鷹市に所属していますが駅舎の半分と北口は武蔵野市）、そして武蔵境駅が位置しています。 中央線の前身である甲武鉄道が1889年（明治22年）4月11日に新宿から立川駅間で開業した折、武蔵野市内に作られた駅は現在の武蔵境駅である境駅のみでしたが、同年の12月30日には吉祥寺駅も開業しました。 大規模な商業圏はやはり吉祥寺駅周辺に集中しており、繁華街と歓楽街を有しています。

また、中央線は三鷹駅から西が高架化されていませんでしたが、2009年（平成21年）には三鷹駅から国分寺駅間で高架化が完了し、武蔵境駅周辺の開かずの踏切問題にも終止符が打たれるとともに、駅周辺の大規模な再開発が進んで、商業圏の拡大にも繋がっています。 吉祥寺というと住みたい街のトップランクををキープし続けていることで話題になりますが、これはデパートや複数の大規模商業施設が駅を中心に東西南北に位置してまとまっていることや、JR中央線快速で新宿まで約15分、吉祥寺が起終点駅である京王井の頭線で渋谷まで16分という利便性の高さに加え、周辺の商店街には個性的な個人店が多く展開していること、さらに駅南口に広がる都立井の頭恩賜公園によって緑豊かなイメージが定着していることも要因の1つとして挙げられるでしょう。

なお吉祥寺という地名は、明暦の大火によって消失した文京区本駒込の諏訪山 吉祥寺周辺の人々が、現在の吉祥寺周辺に移住してきたことから名付けられたものです。 かつて住んだ吉祥寺を偲んだもので、吉祥寺駅周辺にも寺院は在りますが、吉祥寺という寺は存在していません。

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2.地方財政全国一を誇る武蔵野市
豊かな財政に裏打ちされた安心感が人気の秘密？

武蔵野市は古来武蔵国に属しており、多摩郡内の一部でありました。 市域は武蔵野台地上に在って平坦な地形ではありますが、井の頭恩賜公園周辺では公園内の池に向かって下がっていく傾斜地になっています。 少し意外かもしれませんが、武蔵野市は総務省発表の「地方公共団体の主要財政指標一覧」によれば、中央区や新宿区、港区のような多くの企業が集まるエリアを抜き、東京都の自治体の中で常にトップランクに入る高い財政力指数を示し続けています。 首都である東京の中で1位ということも珍しくなく、従って全国でもトップということになります。 武蔵野市内の1番の経済圏の中心は無論吉祥寺ということになりますが、実は外食チェーンや電子機器のメーカー、また新進気鋭の家電メーカーなどが市内に研究開発センターや本社を構えています。

また、文筆業や学者、漫画家やイラストレーターなど文化人と呼ばれる層の居住も多く、税収の下支えにもなっているようです。 市域と周辺には成蹊大学をはじめとした大学が多く、学生の街としても知られています。 現在主要な公共交通手段というと鉄道路線を思い浮かべますが、鉄道が通る以前、一般的には徒歩が主流でした。 武蔵野市の市域のほぼ中央を、東西に五日市街道が貫いています。 五日市街道は徳川家康の江戸入り後、今のあきる野市などの奥多摩から、江戸城建設のための石工の移動する道として発展し、その後木材や炭などを江戸市中に運ぶために整備され、明暦の大火によって焼け出された人々の移住先として与えられたのがその周辺の土地でした。

その移住は、水利に恵まれず草木も育たない荒れ地だった武蔵野台地に玉川上水が開削されて、新田開発が活発に行われた時期と重なり、人々の定着にも貢献しました。 今では高級住宅街と呼ばれるようになった吉祥寺駅や三鷹駅周辺の住宅街ですが、武蔵野市の街区は五日市街道や井ノ頭通りを中心にして短冊形に整えられていて、それは江戸時代の移住者や新田開発者に与えられた土地の形状をそのまま残すものでもあります。 武蔵野市では行政サービスなども国や都からの補助金を必要とせず、独自に行うことが可能であったため、1987年から単独でデイサービスセンターを設けたり、早くからケアハウスや子育て支援施設の開設などを行っています。

また、今では全国各地に広がったコミュニティバスという概念は、1995年より武蔵野市で運行されている“ムーバス”から広まったものです。 なお、近年の「住み続けたい街ランキング」にも、自治体の1位に武蔵野市が選ばれています。

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3.豊かな財政の武蔵野市でも、
ごみは指定有料ごみ処理袋へ！

武蔵野市ではではごみの種類を燃やすごみ、燃やせないごみ、ペットボトル、プラスチック製容器包装、危険・有害ごみ、びん、缶、古紙、古着、粗大ごみに分けていて、収集に出すにはそのルールに従って分別しなければなりません。 分別をきちんとしたうえで、決められた曜日に決められた集積所に出す必要があります。

また、燃やすごみは、専用の武蔵野市指定有料ごみ処理袋に入れて出すことが義務付けられています。 指定有料ごみ処理袋は武蔵野市内のコンビニエンスストアやスーパー、商店などで購入できます。 東京23区以外の自治体では、こうした有料の指定収集袋を導入しているケースが多く、武蔵野市以外の有料ごみ処理袋や、有料ごみ処理袋以外を利用してごみを出した場合は収集されませんから、注意が必要です。

なお、危険・有害ごみ専用のごみ袋は、市制センターなどで無料配布されています。 どういったものが燃やすごみ、燃やせないごみになるのかや、資源系のごみの出し方などの細かい分別ルールは、武蔵野市のホームページに詳細の説明がありますので、そちらを参考にしてください。

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4.武蔵野市の粗大ごみ・不用品回収事情とは

武蔵野市では40㍑の市指定有料ごみ袋に入らないもの、または小さくても頑丈で別の処理を必要とするもの、市指定有料ごみ袋が破けてしまうような重さのもの、収集運搬時に引火等の危険性が伴うもの(石油ストーブなど)を粗大ごみとして扱っています。 武蔵野市に粗大ごみの収集を依頼する場合は、事前に申し込みをする必要があります。

インターネットでの申し込みと電話での申し込み、またクリーンセンター窓口での申し込みも受け付けられています。 申し込み時に、品目・数量・サイズ(高さ・幅・奥行き)などを訊かれますから、電話や窓口へ申し込む場合は、事前にサイズを測っておくと良いでしょう。 申し込みをすると処理手数料と、収集可能日の案内がありますから、武蔵野市の粗大ごみ処理券取扱店で必要な分の処理券を購入し、必要事項を記入して粗大ごみに貼り、排出場所に出しておくという手順になります。 また、テレビやエアコンなど、家電リサイクル法で定められた家電製品は収集を行っていませんので、その点も注意してください。 収集時に立ち会う必要はありませんが、粗大ごみ処理券が貼られていない、料金が不足している、申し込みと異なる品目のものが出されているなどの不備があった場合は収集されませんから、漏れがないかなどの確認が必要です。 粗大ごみ回収はどの自治体でも混み合っていて、順番待ちになっているのが通常です。 もし引っ越しなどの予定がある場合は、はやめに申し込みをしておいた方が良いでしょう。

また、武蔵野市ではクリーンセンターへの持ち込みも可能ですから、詳細は市のホームページなどで確認してください。 なお、武蔵野市の職員は、家の中から不用品を運び出すことなどには対応しません。 エレベーターの無いマンションやアパートなどの場合、部屋や家の中から粗大ごみの移動が自力でできないようなら、人手頼むなどの手配を考える必要が出てきます。 武蔵野市ではそういった場合の対策としてシルバー人材センターを紹介していますが、対応については未知数です。

もし友人などに手伝いを頼めないなら、移動は業者に依頼することになるのかもしれませんが、それならはじめから不用品回収業者を利用してしまった方が手間が省けるというものです。 不用品回収業者であれば、業者側のスタッフが部屋からの運び出しにも対応するのが一般的ですから、手伝いの心配もなくなりますし、回収の日時も希望通りになるはずです。 また、不用品回収業者であれば分別も含めて全て任せてしまえるので、分別しなければならない細かい不用品が多くあるような場合にも、とても便利です。 不用品回収業者を利用して、面倒なことはどんどん解消してしまいましょう。