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東京の市では最もコンパクトな狛江市で
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1.市域も知名度も控えめな狛江市だけど利便性はちょっと高い

狛江市は、東京都の多摩地域の南東部に位置しています。 市域は枝豆の形をしているといわれ、中心部に在る狛江市役所から半径2km以内に全てが収まってしまうほどコンパクト。 東京都の市の中では1番面積が小さく、また全国でも埼玉県蕨（わらび）市に次いで2番目の狭さです。 市域の東は世田谷区、西と北は調布市、南は多摩川を挟んで神奈川県川崎市と接しており、川崎側の多摩川の河川敷のほんの一部が、市域に含まれています。 狛江市のちょうど中心部を、小田急小田原線が東から南に斜めに横切っており、市域内の駅は狛江駅と和泉多摩川駅の2つだけになっています。 どちらの駅も急行や快速急行が停車しないせいか、あまり聞かないという人も多いかもしれませんが、セレブタウンの成城学園前駅は狛江駅から2駅先。 成城学園前駅から急行を使えば、新宿までは約20分で移動が可能です。 また、同様に急行利用で下北沢駅へ約12分、そこから井の頭線に乗り換えれば渋谷駅へも20分程度しかかかりません。 戦前は郊外の農村地帯でしたが、戦後の高度経済成長期以降はベッドタウンとして激変しました。 現在狛江市内には商業施設や店舗、学校やオフィスなどが極端に少なく、ほぼ住宅地のみで構成されている、やや特殊な町となっています。

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2.宅地に特化した狛江市はかつて狛江百塚と呼ばれたほどの古墳の宝庫

狛江市は、市域の北端を野川と国分寺崖線、南端は多摩川に囲まれた形になっています。

しかし、野川緑地公園にその名を残すかつての野川は、市域北部のほぼ中央から南東に向かって流れ、狛江駅の西に位置する福徳弁財天の池からは、清水川（岩戸川）が東に向かって流れており、2つの川はやがて市域の東部で野川と合流していました。 狛江市の市域は、北から南に向かってわずかに傾斜しているもののほぼ平坦で、標高20m程度ですが、かつての野川や、今は暗渠となった清水川周辺では、やや低くなっています。 狛江市の市域では、水が得られることから古くより人が住んでいたとみられ、狛江市内の遺跡は68箇所が確認されています。 弁財天池周辺の弁財天遺跡からは、縄文時代以降の住居跡が発見され、狛江駅北口の開発に伴う発掘調査では、一辺が18mに及ぶ弥生時代の古墳の周溝が発掘されています。

その後の古墳時代には相当数の古墳が築造されたとみられ、昭和51年（1976年）の分布調査では、古墳と認められるものは51基存在するとされ、狛江百塚と称されるほどでした。 しかし、開発のさなかにその多くは失われたとみられ、現在狛江市内で確認できる古墳は、わずか13基となってしまいました。 江戸時代に入って狛江の市域は農村地帯となり、現在の狛江市域にあたる和泉村、猪方村、岩戸村、覚東村、小足立村、駒井村の6つの村には、江戸後期において290戸、約1,500人程度が住んでいたと考えられています。 市内には昭和2年（1927年）に小田急線が開通したものの、劇的に人口が増えることもなく、第二次世界大戦開始時の人口は9,000人程度でした。 戦後の高度経済成長期である1960～1970年代、狛江市内では急速な宅地開発が行われ、その際、急激に人口が増えました。 一気に住宅地へと変貌した狛江市ですが、道路や街区などの整備がきちんと行われないまま宅地化だけが進んでしまいました。 結果、市内の道路は都道など、わずかに通る幹線道路を除けば曲がりくねって狭いうえ、行き止まりになっている箇所も多くなっています。

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3.狛江市のごみ指定収集袋は2種類です

狛江市ではごみの種類を燃やせるごみ、燃やせないごみ、有害ごみ、発火物、ビン類、缶、古紙・古布、ペットボトル、金属、粗大ごみに分けていて、収集に出すにはそのルールに従って分別しなければなりません。 分別をきちんとしたうえで、決められた曜日に決められた集積所に出す必要があります。

また、燃やせるごみ、燃やせないごみは、それぞれ専用のごみ指定収集袋に入れて出すことが義務付けられています。 指定収集袋は、狛江市内のコンビニエンスストアやスーパー、商店などで購入できます。 東京23区以外の自治体では、こうした有料の指定収集袋を導入しているケースが多く、狛江市以外の指定収集袋や、指定収集袋以外を利用して出した場合は収集されませんから、注意が必要です。 どういったものが燃やせるごみ、燃やせないごみになるのかや、資源系のごみの出し方などの細かい分別ルールは、狛江市のホームページに詳細の説明がありますので、そちらを参考にしてください。
※変更されている可能性もありますから、詳しい情報は必ず狛江市のホームページなどで確認してください

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4.狛江市の粗大ごみ・不用品回収事情とは

狛江市では、一辺の長さが50cm以上の大きさのものを粗大ごみとして扱っています。 また、一辺の長さが50cm以下であっても、5kg以上の重さがあれば、それも粗大ごみの扱いになります。 狛江市に粗大ごみの収集を依頼する場合は、事前に申し込みをする必要があります。 電話、FAX、あるいは直接清掃課の窓口で申し込みをすると、品名・数量・大きさ（高さ・幅・奥行きのサイズ）を訊かれますので、事前に測っておくと良いでしょう。 受け付けられれば処理手数料と、収集可能日の案内がありますから、狛江市内の粗大ごみシール取り扱い店で必要な分のシールを購入し、必要事項を記入して粗大ごみに貼り、排出場所に出しておくという手順になります。

また、テレビやエアコンなど、家電リサイクル法で定められた家電製品や、石やコンクリート、タイヤなどは処理困難物とされ、狛江市では収集を行っていませんので、その点も注意してください。 収集時に立ち会う必要はありませんが、必要事項を記入した粗大ごみシールが貼られていない、記入に漏れがある、申し込みと異なる品目のものが出されているなどの不備があった場合は収集されませんから、確認は必要です。 粗大ごみ回収はどの自治体でも混み合っていて、順番待ちになっているのが通常です。 狛江市では申し込み順に収集を進めており、日時の指定はできませんから、引っ越しなどの予定がある場合は、余裕をみて申し込みをしておくと良いでしょう。 なお、粗大ごみを収集する職員は、家や部屋の中に入って不用品や粗大ごみを運び出すことなどには対応していません。

もし大型の家具などで一人では運べないようなものを狛江市の収集に出す場合、人手の手配を考えなければなりません。 手伝いを頼める友人や知人などが居ないなら、移動だけを業者に依頼するということになるのかもしれませんが、それならばはじめから不用品回収業者の利用を考えてみてはいかがでしょう。 不用品回収業者なら、スタッフが部屋からの運び出しをするのが一般的です。 手伝いの心配をする必要も無いうえ、回収の日時も希望通りになりますから、引っ越しなどの時には予定を立てやすくなります。 また、運び出しだけでなく、分別作業も任せてしまえるので、分別が必要な細かい不用品が多数ある場合にも、不用品回収業者への依頼がおすすめです。