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小金井市

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小金井市

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大きな公園に囲まれた自然あふれる住宅地
小金井市での不用品回収事情とは

1.市域のほとんどを占めるのは宅地と公園 自然と共に過ごせるのが小金井市

小金井市は東京都のほぼ中央で、武蔵野台地の南西部に位置しています。 市域はやや東西に長い形をしており、市域の中央をJR中央本線が東西に貫く形で走っています。 市域の北端に東京都立小金井公園の一部、南端に東京都立武蔵野公園と野川公園の一部がかかっていて、さらに市域の南側にははけの道が通り、ここを中心に自然林や公園などが残る緑豊かな環境です。 小金井市の市域に人が住みはじめたのは1万年以上前だとされていますが、水の乏しい武蔵野台地上では農耕などが行えず、街道沿いの宿場などを除いてはほとんど人の住まない荒れ地が広がるばかりといった環境でした。 他方で、小金井市の中心地であるJR中央線武蔵小金井駅から南に400mほど移動すれば、東西に続く国分寺崖線、いわゆるはけの道に至り、野川へと続く谷や崖がみられます。 「はけ」というのは崖を意味し、かつて古の多摩川が台地を削って作られたものになります。 このはけ周辺では豊かな湧水のあることが知られていて、流れ出した湧水が小川を作って流れているエリアもあり、ほっとできる空間が広がっています。 とはいえ水が豊かだったのは、はけの恩恵にあずかれる範囲だけのこと。 小金井市域の大部分の武蔵野台地上では、玉川上水の開削をきっかけに用水路の整備が進んだ江戸期までは、田畑の耕作もままならない環境でした。 戦後は高度経済成長期を経て宅地化が進み、市内には大きな企業も繁華街も無く、わずかな農地の他は、ほとんどが住宅地となっています。

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2.東京の地場野菜・江戸東京野菜の栽培に力を入れる小金井市…ですが

小金井市では江戸初期から昭和のはじめにかけて東京で生産されていた、伝統的な東京独自の野菜の復活に力を入れています。 小金井市では衣食住を通しての町おこしを企画していて、小金井市内の農家に依頼して江戸東京野菜を栽培し、市内の飲食店でその野菜を用いたメニューを提供することで、食の体験ができる機会を設けています。 その一方で小金井市の財政状況は長期に渡って芳しいとは言い難く、かつて民間会社の調査で、経常収支比率において市としては日本国内最悪とされていました。 現在その時よりは改善しているものの、職員の退職金は市債を発行して調達しているという有様です。 1960年代に建てられた小さな市庁舎は老朽化し、昭和の末期、すでに移転や改築などが議論されていました。 平成初頭には武蔵小金井駅近くに在って移転が決まっていた、蛇の目ミシン工業小金井工場の跡地を購入し、新庁舎の建設を進めることが決議されます。 それに伴い、新庁舎の整備が完了するまでの10年間に限って駅近くの民間ビルをリースし、第二庁舎として一部業務の取り扱いを開始しました。

しかし、高度経済成長期以降のバブル崩壊とそれに伴う財政のさらなる悪化、加えて第二庁舎を置いたビルの年間賃料が2億円です。 ついに新庁舎の建設基金は底をつき、隣に建つ東京消防庁小金井消防署と比べると見る陰もない小金井市庁舎は、いまだに建て替えもできず、第二庁舎の使用を続けています。 なお、この第二庁舎が入居しているビルのオーナーは元市長の親族であり、様々な意見が出る要因でもあるところです。 また、小金井市が抱える懸案事項は市庁舎の建設のみではなく、全国紙にも取り上げられて一躍小金井市の名を知らしめ、江東区の夢の島の運用に端を発する東京ごみ戦争を彷彿とさせる、第二の東京ごみ戦争とも呼ばれたごみ問題もありました。 自前の清掃工場を持たない小金井市は、かつて調布市、府中市、小金井市の境である二枚橋周辺に設けた二枚橋清掃工場を、二枚橋衛生組合を構成して3市で運営していました。 この施設が老朽化したことから建て替えの必要性が出たものの、小金井市民から反対運動が起こります。 二枚橋清掃工場の閉鎖スケジュールが進行する中、府中市、調布市はその推移を見守っていたものの小金井市に事態の収拾ができないまま、計画通りに2007年3月末日、全ての焼却炉が停止されてしまいます。 府中市、調布市は停止計画を念頭に対案を策定し、独自のごみ処理施設の構想を立てたり、他の市と交渉して清掃組合を構成し直すなどしていて、予定通り2010年3月に二枚橋衛生組合は解散しました。

しかし小金井市では対応策が進まないままで、ほどなく「小金井ごみ問題」が浮上することとなります。 二枚橋清掃工場が完全に稼働しなくなる前、小金井市は国分寺市と、両市合同で小金井市内に新たな処理場を建設することを条件に、新処理場完成までは国分寺市で小金井市の一部のごみ処理をするという計画を立てました。 国分寺市はその条件を了承する替わり、2009年までに新しい処理場の建設地を選定するよう小金井市に求めていましたが、周辺住民の反対などで候補地の確保ができないまま、2007年3月の二枚橋焼却場の廃炉を迎えてしまいました。 そこで小金井市は国分寺市、八王子市、昭島市、日野市、多摩川衛生組合などに単年契約でごみの受け入れを求め、自治体や清掃組合も人道支援として一応は引き受けます。

しかし、この時点で周辺自治体からかなり厳しい目を向けられていただろうことは、それまでの経緯を考えれば想像に難くありません。 いまだに建たない小金井市新庁舎の建設予定地である蛇の目ミシン工業小金井工場跡地は、実はその新しいごみ処理場の候補地の1つでもありましたが、周辺住民の反対運動が展開されて候補地から外しました。 小金井市はその他に、都立小金井公園、都立武蔵野公園を建設候補地に挙げていたものの、都立公園の転用となるため東京都の許可が得られるはずもなく、断念。 そこで、かつて3市と共同運用していた二枚橋焼却場跡地を処理工場に選定しましたが、ほとんどの土地を所有していた調布市では、すでに新たに立案した都市計画が動き出しており、重ねて周辺住民の反発を受け、当然のごとく頓挫しました。 そんな中行われた小金井市長選挙では、新市長が当選したのですが、この新市長が市長選の中で、周辺自治体へのごみの委託処理費用を無駄遣いと発言していたことが発覚します。 人道的支援として小金井市のごみを受け入れてきた各自治体は当然ながら猛反発し、昭島市と日野市は2011年度の小金井市のごみの受け入れを拒否するまでに至りました。 この事態を受けて新市長は発言を撤回しましたが、周辺自治体は納得せず、すでに決定していた委託先の受け入れ枠が尽き、ごみの収集が不可能になる可能性が現実問題として浮上します。 結局新市長はごみ問題を収束させることができず、辞任を表明するまでに追い込まれました。

そして結局は選挙で破れた前市長が返り咲き、態度を軟化させた周辺自治体がごみの受け入れを再開し、最悪の自体は免れた形となったのです。 なお、共同の処分場を小金井市に建設するまでの間、小金井市のごみを受け入れてきた国分寺市には、2012年になってから二枚橋焼却場跡地への建設断念が小金井市から通達されて、当然ながらこれにも猛反発を受けています。 その後、2014年に日野市と国分寺市、小金井市の3市合同で、日野市内の日野市クリーンセンターを共同整備し、清掃組合を発足させることが発表されましたが、日野市民は他市からのごみの押しつけと感じて、当然ながらこれにも反対運動が起きました。 とはいえ、この処理工場は浅川清流環境組合が運営する日野市クリーンセンターとして、2020年4月から本格的な稼働がはじまっています。

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3.家庭ごみ回収の有料化は必然
小金井市のごみは有料の指定収集袋に!!

小金井市ではではごみの種類を燃やすごみ、燃やさないごみ、プラスチックごみ、びん、スプレー缶、有害ごみ、ペットボトル、空き缶、金属、古紙、布、枝木、雑草類、落ち葉、粗大ごみに分けていて、収集に出すにはそのルールに従って分別しなければなりません。 分別をきちんとしたうえで、決められた曜日に決められた集積所に出す必要があります。 また、燃やすごみ、燃やさないごみ、プラスチックごみは、専用の指定収集袋に入れて出すことが義務付けられています。 指定収集袋は有料で、小金井市内のコンビニエンスストアやスーパー、商店などで購入できます。 東京23区以外の自治体では、こうした有料の指定収集袋を導入しているケースが多く、小金井市以外の指定収集袋や、指定収集袋以外を利用して出した場合は収集されませんから、注意が必要です。 どういったものが燃やすごみ、燃やせないごみになるのかや、資源系のごみの出し方などの細かい分別ルールは、小金井市のホームページに詳細の説明がありますので、そちらを参考にしてください。
※変更されている可能性もありますから、詳しい情報は必ず小金井市のホームページなどで確認してください

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4.小金井市の粗大ごみ・不用品回収事情とは

小金井市の粗大ごみ・不用品回収事情

小金井市では、1辺の長さが40cm以上、重さが5kgを超えるものを、粗大ごみとして扱っています。 また、1辺が200cmを超え、又は重量が60kgを超えるものは、解体又は切断をした状態で排出することを求めています。 じゅうたんやカーペットなどは、1辺50cm以下に裁断すれば、燃やすごみ又は燃やさないごみに出すことができることも案内しています。 小金井市に粗大ごみの収集を依頼する場合は、事前に粗大ごみ受付センターに電話で申し込みをする必要があります。 第二庁舎4階ごみ対策課窓口での受け付けも行われていますが、メールなどオンラインでの申し込みは行っていません。 なお、申し込み時に、品目・数量・サイズ(高さ・幅・奥行き)などを訊かれますから、事前にサイズを測っておきましょう。 申し込みをすると、処理手数料と収集可能日の案内がありますから、市内のスーパーや商店、コンビニエンスストアなどで、料金分の粗大ごみ処理券を購入し、必要事項を記入して粗大ごみに貼り、排出場所に出しておくという手順になります。

また、テレビやエアコンなど、家電リサイクル法で定められた家電製品や、畳、耐火金庫、ピアノなどは小金井市では収集を行っていませんので、その点も注意してください。 収集時に立ち会う必要はありませんが、必要事項を記入した処理券が貼られていない、記入に不備がある、申し込みと異なる品目のものが出されているなどの不備があった場合は収集されませんから、漏れがないかなどの確認が必要です。 粗大ごみ回収はどの自治体でも混み合っていて、順番待ちになっているのが通常です。 小金井市では申し込みから収集までに1ヶ月程度かかることをアナウンスしていますから、引っ越しなどの予定がある場合は、はやめに申し込みをしておかなければならないでしょう。

なお、粗大ごみを収集する職員は、家や部屋の中から不用品を運び出すことなどには対応していません。 引っ越し屋さんのように部屋から運び出してくれることはありませんから、もし一人では運べないようなものを粗大ごみとして処分したいなら、まず手伝いの手配を考える必要が生じます。 友人や知人に手伝いを頼めないようなら、移動だけを業者に依頼しなければならないかもしれませんが、それならば、はじめから不用品回収業者を利用するのがおすすめです。

不用品回収業者であれば、業者側のスタッフが部屋からの運び出しにも対応するのが一般的ですので、移動の心配をする必要もなくなります。 回収の日時も希望通りになるはずですから、はやめに申し込んで時間の調整をしなくても大丈夫です。 分別が必要な細かい不用品が多くあるようなら、不用品回収業者に依頼してしまえば、分別を含めて全て任せてしまえます。 スマートに不用品の処分をしたいなら、不用品回収業者の利用はマストということになるでしょう。

第二の東京ごみ戦争と揶揄されたゴタゴタの発端であり、主役でもあったのが小金井市です。 全般的にはごみの減量にはかなり神経質になっており、細かい分別ルールが設けられているようです。 粗大ごみの処分に関わる費用の安さという点では、やはり小金井市への依頼に軍配が上がるものの、不用品の移動や回収のスピードといった利便性などを考えると、不用品回収業者の利用も視野に入ってくるのではないでしょうか。

はじめて不用品回収業者を選ぶなら、まずホームページのチェックからはじめましょう。 ホームページに料金やサービス内容、会社の概要などをきちんと記載するのは、優良業者の基本です。 また、不用品の点数が多い場合などは、少し面倒かもしれませんが、3社程度から相見積もりを取ることをおすすめします。 不用品回収業者の間では見積もりは無料というのが一般的ですので、見積書の内容が適正であるかなどをよく比較して、優良な業者と契約するようにしてください。