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実は歴史的な資産も豊富な下町の代表格・
北区での不用品回収
1.軍需工場と共に発展した街・北区の不用品回収とは
北区はその名称の通り、東京23区の北部に位置しています。東京に住んでいても、北区ってどこに在る?どんなイメージ?と訊かれて、すぐには応えられない人の方が多いのかもしれません。しかし「赤羽が在るところ」と言えば、即座にああ、と思い至るのではないでしょうか。赤羽といえば、千円あればべろべろになるまで酔える、いわゆる「せんべろの街」として知られた、歓楽街も広がる北区の中心地区。周辺では昼から開いている居酒屋も珍しくなく、昼夜問わず妙な活気に包まれています。東京最北端のターミナル駅であるJR赤羽駅が東北本線に所属していることから、東北新幹線が開業する以前は、ここが東京に入って最初に停車する駅でした。ですので、一定の年齢以上の層からは、懐かしさと共に思い起こされるエリアであるのかもしれません。また、南北に長い区域全体に広がるのが、なんとも庶民的な空気感。主にJRの駅ごとに多少の雰囲気の違いはあるものの、なぜか全てのエリアで感じられるのは、圧倒的な下町情緒です。古は農業が主体でしたが、明治期に入ってからは水が豊富な区域では工業が発達して、1872(明治5)年、当時の赤羽村に赤羽火薬庫が設置されたことをきっかけに、東京鎮台武器庫や赤羽工兵隊など、陸軍の施設が続々と移転・設置をされ、いつしか周辺は軍都と称されるほどに発展しました。
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2.特徴的な崖地と低地
下町情緒の中には桜の名所と歴史的な庭園も
北区の区域は東西約2.9km、南北約9.3kmと南北に細長く、その真中を貫くようにJR東北本線、東北新幹線が通っています。北は荒川と荒川放水路を境に埼玉県川口市、戸田市と接し、東側は荒川区と隅田川を挟んで足立区、西側は板橋区、南側は文京区、豊島区と隣り合っています。区域にはJR宇都宮線・高崎線、湘南新宿ライン、埼京線(赤羽線)、京浜東北線、山手線、今では唯一の都電となった都電荒川線、東京メトロ南北線、埼玉高速鉄道線などが走っており、JRの駅数は10駅と、23区中で最も多くなっています。
また、区内のどこからでもいずれかの駅に10分以内で移動が可能という利便性を誇ります。北区の地形はこのJR東北本線を境にして、南西側は武蔵野台地とそこから続く河岸段丘、北東側は荒川の堆積平野である低地になっています。線路の敷設は地盤を選んで行われることからこういった形になったのですが、その結果、北区の多くのJR埼京線の駅で特徴的なのが、駅西側の急坂や崖となりました。北区にはJR東北本線と京浜東北線や東北新幹線に挟まれた、広大な東日本の田端運転所や、現在では都内で唯一の路面電車の運行となった都電荒川線の運行など、鉄道ファンにはたまらないスポットがいくつか在ります。都電荒川線は路面電車とはいえ、現在ほとんどの部分で道路とは区切られた専用軌道での運行をしていますが、区内の飛鳥山の麓では自動車と並んで道路上を走っています。その飛鳥山はJR王子駅のすぐ西側に在り、都内でも有数の桜の名所として知られています。飛鳥山の北側に位置し、王子の地名の由来となったのが王子権現社・王子神社です。創建の年代ははっきりしていませんが、中世以前よりこの地に在って、江戸時代には徳川家の庇護のもと、江戸の名所として知られるようになります。八代将軍・徳川吉宗は、1737(元文2)年にその王子神社へ飛鳥山を寄進し、桜を植えました。飛鳥山は江戸の庶民にも開放されて咲き誇る桜は人々の目を楽しませ、今も続く桜の名所として親しまれています。飛鳥山の西側からは石神井川(しゃくじいがわ)が流れ込んでいて、八代将軍・吉宗は、当時滝野川とも呼ばれていたその川沿いに楓を植え、こちらも紅葉の名所として賑わいました。現在はかなり直線的に改修されてしまった石神井川ですが、地図を見ると川沿いに、湾曲した公園や緑地が数多く確認できます。実はそれらが、そのまま江戸時代の曲がりくねった川の流れの跡だというのも、中々興味深いものです。
また、かつての陸奥宗光の旧邸で、古河財閥ゆかりの邸宅である旧古河庭園も区内に在り、薔薇が見事な庭園が買うほうされています。下町情緒ばかりでなく、一方ではこのような歴史的な資産も豊富だといえるでしょう。明治期以降、農村地帯に工場や軍事施設が集積し、そこで働く人々や家族が移り住んだこと、加えて関東大震災によって家を失った人々の流入もあって、北区の人口は急増します。人口の増加に伴って商業地や歓楽街が発展したことから、今も区内各所で賑わう商店街が築かれました。北区には軍事施設が在ったために空襲を受け、その被害にも遭いましたが、焼け跡には新たな商店街が生まれ、活気を見せる事となったのです。軍都と呼ばれるほどの規模だった各軍事施設も、戦後は米軍に接収されたり閉鎖されるなどして、その跡地は大規模な都営団地や宅地、公園や公共施設に生まれ変わりました。1940(昭和15)年にはすでに約35万人と、現在よりやや多いくらいの人口を抱えて発展してきた北区ですが、今でも多くの庶民的な商店街が残るのも、その人の多さがあったればこそなのかもしれません。
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3.下町風味満載な商店街も人気の一因?
再開発後には住みたい街へのランクインも
北区では高度経済成長期を経て、ジワジワと人口が減っていたのもまた事実です。
しかし、赤羽駅の西側のように再開発を経て、大型スーパーやマンションなどが建ち並ぶ光景へと生まれ変わってからは、都区内にしては生活コストが低く済むことが相まって、人口も増加に転じています。これは混沌とした区内の商店街を楽しもうという層や、激安の商店街を取り上げるメディアが増えたことなども一因となっているのでしょう。商店街に安価な惣菜を扱う店が多いのは、周辺の工場で共働きをしている世帯の利用があったためともいわれていますが、工場がなくなってしまった今でも商店街は多くの人に親しまれています。そんな北区ではごみの種類を、可燃ごみ、不燃ごみ、古紙、びん・缶・ペットボトル、粗大ごみに分けていて、収集に出すにはそのルールを守って分別しなければなりません。北区では可燃ごみ、不燃ごみは、容器または中身が見えるごみ袋に入れて出すことが義務付けられています。また、一度に出せるのは45㍑袋で5つ相当までで、それ以上の量を出す場合には、事前に清掃事務所に相談する必要があります。
なお、不燃ごみの分け方については、特に金属製品に細かいルールがありますから、必ずよく確認してから出すようにしましょう。きちんと分別されていないものは、収集されずそのまま残されてしまいますので、近隣への迷惑にもつながります。また、各戸収集すると決められているエリアもあるようですので、その点にも気をつけてください。
※変更されている可能性もありますから、詳しい情報は北区のホームページなどで確認してください
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4.北区の粗大ごみ・不用品回収事情とは
北区では、縦、横、高さがおおむね30cmを超えるものを、粗大ごみとして扱っています。一辺が180cmを超える場合、ウッドカーペットや物干し竿などの中には、切断するか折り曲げてから出さないと、収集されないものがあります。ベッドや書棚などの一般的な家具については、一辺が180cmを超えていても収集しています。
また、大人2人で持ち上げられないような重量物についても同様です。全ての粗大ごみは有料で、通常収集には出せません。テレビやエアコンなど、家電リサイクル法で定められた家電製品は自治体での回収を行っていませんので、その点も注意が必要です。北区に収集を依頼する場合は、事前に粗大ごみ受付センターに申し込みをしなければなりません。粗大ごみは品目によって処理手数料が異なります。
また、一部の物は品目だけでなく、大きさによって料金が異なることもありますから、予めサイズを測っておいてください。粗大ごみの受け付けはどこも混み合っていて、後から追加したいと思っても受付られないことがありますから、出すものか決まってから申し込みをしましょう。申し込みをすると、収集日や手数料、どの有料粗大ごみ処理券を購入すれば良いのかという案内があります。処理券は北区内の「有料粗大ごみ処理券取扱所」の表示がある商店や、コンビニエンスストアなどで販売していますから、そこで購入し、当日はそれを粗大ごみに貼って収集場所へ出しておきます。収集に立ち会う必要はありませんが、わかりやすく出しておかなければ収集してもらえない可能性もありますから、そこはきちんとしておきましょう。。なお、粗大ごみの収集は、希望した日に申し込めるとは限りません。もし引っ越しなどの予定がある場合は、はやめに問い合わせとしておくと良いでしょう。
また、収集する職員は部屋からの運び出しなどには対応していません。対応するのは、収集場所から収集車への運搬のみにです。もし階段しか使えないマンションなどの場合、階下に運び出すこと自体がかなり大変になるでしょうから、1人で運べないようなサイズのものであれば、はやめに協力してくれる人の手配を考えておく必要があるでしょう。しかし、不用品回収業者に依頼するのであれば、そういった心配は全く必要なくなります。不用品回収業者であれば、部屋からの運び出しなどについても業者側のスタッフが行うからです。不用品が大型であったり、重量物である場合、これは大きなメリットだといえるのではないでしょうか。
また、分別が必要な不用品が数多くあるような場合にも、不用品回収業者に依頼するのがおすすめ。分かりづらい分別ルールに従って自分で分別作業をする必要もなく、そのまま渡してしまえるからです。業者であれば回収は希望の日時に完了しますから、ストレスを感じることもありません。
北区に粗大ごみの収集を依頼した場合、自力で収集場所まで運び出さなければならないというのは、思ったよりハードルが高いかもしれません。北区では、住んでいるエリアによって階段を多く使う場合もあります。不用品が大型で、部屋から運び出すことが困難だという場合は、無理をせず不用品回収業者へ依頼するのがおすすめです。分別に時間が取れないという人も、不用品回収業者へ依頼して全て任せてしまえば、あっという間に回収が済んですっきり片付くことでしょう。
なお、不用品回収業者を選ぶ場合は、まずホームページをチェックして、記載されている内容をよく確認してください。会社の概要などの記載がしっかりしているか、料金などの内容に整合性があるかなどを見て、内容がいい加減な業者には近づかないのが無難です。また、見積もりは無料という業者が一般的ですから、不用品の点数が多い場合などには、3社程度から相見積もりを取って、比較してみると良いでしょう。