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市域に占めるゴルフコースの割合は日本一
稲城市の不用品回収事情とは

1.水利に恵まれ水田が広がる農村だった稲城市
今でも梨農家が頑張ります

稲城市は東京都多摩地域の、多摩川を超えた南部に位置しています。 神奈川県に大きく突き刺さるように飛び出して見える町田市のちょっと上で、やはり小さな突起のような形で神奈川県と接しているのが稲城市です。 地域的には町田市同様神奈川県とのつながりが深く、さらに地形によって東・北部、西部、南部と、土地柄や生活基盤の傾向が別れています。 稲城市は丘陵地帯ではあるものの、多摩地域においては比較的水利に恵まれたため、古くから農業が盛んで、ナシやブドウの産地として知られていました。

今でも住宅地の中に農地が点在し、梨の農園や直売所がみられるような環境です。 戦後はベッドタウンとして宅地も増えましたが、一気に開発が進んだのは、やはり高度経済成長期の深刻な住宅供給不足を解消するために立案された、国内最大規模の多摩ニュータウン計画がきっかけでした。

とはいえ、稲城市は当初の多摩ニュータウン構想では、住宅ではなくグリーンベルトとして 農地を残す予定でした。 しかし、当時の稲城村議会は開発から取り残されることを懸念して反対し、現在の稲城市域も宅地開発が行われるようになったという経緯があります。 現在も稲城市東部のよみうりランドに近い地域では、史跡が残る山を崩すほどの勢いで、宅地開発が進められています。

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2.かつての里山は切り開かれ…
開発中の山肌が多くみられる稲城市

稲城市の市域は、ひしゃげた勾玉のような形をしています。 多摩丘陵の北東部に位置しており、南部の丘陵部と北部の多摩川周辺の堆積地で構成されていて、多摩川支流の三沢川が丘陵を北西と南西方向、斜めに分断するような形で流れています。 稲城市の在る地域には比較的古くから人が住みはじめていて、旧石器時代の遺跡も確認されていますが、大規模なものは無く、石器が数点出土しただけの小さなものばかりです。 縄文時代の遺跡は多摩ニュータウンの開発によって確認された数十箇所の住居跡が確認されていますが、縄文後期以降、弥生時代にかけても寒冷化などであまり人が住まなくなったようです。

現在市域は大きく3つに別れていると記載しましたが、東・北部は多摩川と南山（みなみやま）と呼ばれる多摩丘陵に挟まれた地域で、現在の稲城市の中心部となっています。 元々多摩川が反乱した際にできた堆積地で、比較的平坦な土地が多いエリアです。 南山に沿うように三沢川が流れていて、古くから稲作が行われていたと考えられており、江戸期には大丸用水が開削されています。

また、奈良時代には大丸地区から隣の多摩市に至る丘陵に窯が設けられ、窯跡の発掘から、武蔵国府や武蔵国分寺のために瓦を焼いていたことが確認されています。 この南山はありがた山と呼ばれ、石仏群や墓石群が在ることでしられていますが、現在地権者らの組合による大規模な開発が行われています。 反対意見もありながら、すでに大部分の山が切り崩されて道路が付け替えられ、傍から見ても尋常ならざる状態になっています。 西部は向陽台や若葉台と呼ばれる多摩ニュータウンの東端をなしている地域ですが、稲城市ではバブルの崩壊などにより、土地開発が他の事業地域よりも遅れていました。

一方でそれが功を奏し、他のニュータウンとは違った形の街づくりを進めた結果、向陽台地区は1995年度に都市景観100選大賞を受賞しています。 近年では大型のマンション建設やショッピングセンターの開業なども続き、ファミリー層の増加に一役買っています。 南部は比較的古くから人が住んでいた三沢川沿いの、稲城市においては比較的平坦な狭い地域で、三沢川に流れ込む支流によって形成された多くの谷戸では、江戸時代から農業が盛んに行われていました。 しかし現在、このエリアも急速な宅地開発が行われています。 稲城という地名と地域の誕生は、稲城村が成立した明治期に入ってからだとされ、それまでは丘陵に阻まれた各地域で個別の発展をしてきたことから、今でも神奈川県とのつながりが強く、親和性が特に高い地域もあるようです。

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3.稲城市の指定有料は2種類です

稲城市ではごみの種類を、燃えるごみ、燃えないごみ、びん、缶・ペットボトル、古紙、古布、有害物、金属物、粗大ごみに、分けていて、収集に出すにはそのルールに従って分別しなければなりません。 分別をきちんとしたうえで、決められた曜日に決められた集積所に出す必要があります。

また、燃えるごみ、燃えないごみは、それぞれ専用の指定収集袋に入れて出すことが義務付けられています。 指定収集袋は有料で、稲城市内のコンビニエンスストアやスーパー、商店などで購入できます。

東京23区以外の自治体では、こうした有料の指定収集袋を導入しているケースが多く、稲城市以外の指定収集袋や、指定収集袋以外を利用して出した場合は収集されませんから、注意が必要です。 どういったものが燃やすごみ、燃やせないごみになるのかや、資源系のごみの出し方などの細かい分別ルールは、稲城市のホームページに詳細の説明がありますので、そちらを参考にしてください。
※変更されている可能性もありますから、詳しい情報は必ず稲城市のホームページなどで確認してください

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4.稲城市の粗大ごみ・不用品回収事情とは

稲城市では、1辺が50cm以上、3辺の和が100cm以上、重さが5kg以上のもの、以上3点のうち1つでも当てはまれば、粗大ごみとして扱われます。 稲城市に粗大ごみの収集を依頼する場合は、事前に申し込みをする必要があります。 インターネットでの申し込みは稲城市粗大ごみインターネット受付ページへ、電話での申し込みは、粗大ごみ受付収集センターで行われています。 申し込みをすると処理手数料と、収集可能日の案内がありますから、稲城市の粗大ごみ処理券取扱店で必要な分の粗大ごみ処理券を購入し、必要事項を記入して粗大ごみに貼り、排出場所に出しておくという手順になります。

また、テレビやエアコンなど、家電リサイクル法で定められた家電製品は稲城市では収集を行っていませんので、その点も注意してください。 収集時に立ち会う必要はありませんが、必要事項を記入した処理券が貼られていない、記入に漏れがある、申し込みと異なる品目のものが出されているなどの不備があった場合は収集されませんから、確認が必要です。 粗大ごみ回収はどの自治体でも混み合っていて、順番待ちになっているのが通常です。 稲城市では収集日まで2週間程度かかる場合もあることをアナウンスしていますので、引っ越しなどの予定がある場合は、はやめに申し込みをしておくと良いでしょう。

なお、粗大ごみを収集する職員は、家や部屋の中からの不用品や粗大ごみの運搬には対応していません。 もし一人では運べないようなものを粗大ごみとして処分するなら、まずどうやって運び出すかを考えなければなりません。 移動だけ業者を利用するという方法もありますが、それならはじめから不用品回収業者へ依頼するのがおすすめです。

不用品回収業者の場合は、業者側のスタッフが部屋からの運び出しに対応するのが一般的です。 回収の日時も希望通りになるはずなので、手伝いの心配をすることも、自分の予定を回収日に合わせて変更する必要もありません。 分別が必要な細かい不用品が多数ある場合にも、不用品回収業なら分別を含めて任せてしまえます。 色々と便利な不用品回収業者、賢く利用して不用品をすっきり処分してしまいましょう。